美しい木の家具ブランド、カリモクの新拠点に行きたい!
Interiors 2021.02.12
カリモク家具は東京の新たな拠点として、西麻布に「Karimoku Commons Tokyo(カリモク コモンズ トウキョウ)」を2月12日にオープン。
芦沢哲治建築設計事務所の設計のもと、あえて築37年の建物の空間構成を生かしながらリノベーションを行い、現代の住環境を意識した新しい空間として生まれ変わった。
ロケーションは、根津美術館にもほど近い西麻布の閑静な住宅街。「カリモク コモンズ トウキョウ」は、家具のショースペースだけでなく、ギャラリーやオフィスといった多くの機能を兼ね備えたハイブリッドなスペースだ。
1階から屋上テラスまで、4つのフロアからなるプランは、1階はオープンキッチンも設置したイベントギャラリースペース、2階は「KARIMOKU CASE STUDY」および「石巻工房 by Karimoku」のコレクションをチェックできるショースペース、3階は「Karimoku New Standard」「MAS」のふたつのコレクションのショースペース、そして屋上テラスは、屋外使用可能な家具を開発するための実験的空間となっている。
カリモク家具らしい、木の温もりが感じられる家具を置いたショールームスペース。
ルーフトップでは、屋外での使用にも耐えられる家具を実験的に展示。テラスや庭のある物件の需要の高まりとともに、おしゃれな屋外家具も注目を集めそう。
オープンを記念し、最初に開かれるエキシビション「Basketclub @ Karimoku」は、プロダクトデザイナーの熊野亘をキュレーターに迎え、デザイナーのジェイミー・ウォルフォンドとアドリアナス・クンデルトが、コロナ禍におけるデザイナーたちの創作の場を生むために立ち上げたプロジェクト「Basketclub」初の展覧会となるもの。本展では、これまでのデザイナーたちの作品に加え「日本のemoji」をテーマに、13組のデザイナーによる日本の伝統的な竹かごにインスパイアされた新しい作品も展示する。
コロナ禍もあり、インフラ整備やリモートワークなど雇用環境の変化にともない、私たちの生活様式も大きく変わりつつある。温かみや寛ぎを与えてくれる木製家具への関心が高まるなかで、木を使ったものづくりによる豊かな暮らしの提案とは何かを考え、時代のニーズに沿った家具の提案をしていこうとするカリモク家具の想いが込められたこの新拠点へ、ぜひ出かけてみて。
Karimoku Commons Tokyo
東京都港区西麻布2-22-5
tel : 03-6805-0655
営)12時~18時
休)土、日
www.commons.karimoku.com
*来場は下記予約サイトより、事前予約制。
予約サイト:https://K-CommonsTokyo202102.peatix.com