コンパクトな日本の住まいに、東京産のオリジナル家具を。
Interiors 2021.04.01
D&DEPARTMENT(ディアンドデパートメント)は、東京都檜原村で林業の現場から加工・販売までを一貫して行う「東京チェンソーズ」と協業し、東京の木材を使用したオリジナル家具2点を発表。
©D&DEPARTMENT PROJECT
「バルコニーにいる気分で作ったテーブル」は、公園などでよく見かける木製一体型のベンチテーブルを、自宅の小さなバルコニーサイズに縮小したもの。天然のムクの木材を、経年変化する様子まで想像しながら、その厚みも含めてチョイス。幅147.5cm、奥行き60cmとコンパクトなサイズながら、利便性と存在感はピカイチ。
バルコニーにこのベンチテーブルを置けば、これからの気候のいい季節に、ダイニングやリビングルームの延長として、屋外での食事やコーヒータイムを楽しむのにもぴったりだ。
©D&DEPARTMENT PROJECT
バルコニーテーブル(W1475×D600×H700mm)¥66,000
そしてもうひとつは、「隙間に自分好みのコーナーを作れるシェルフ」。京都の骨董市で見つけたという昭和初期に作られた釘を使用しないクサビ構造の小ぶりな棚にアイデアを得て、「ちょうどいい中途半端なサイズ感」を、現代の「小さな棚」として再構築。
奥行きは20cmと浅めだけれど、下段には雑誌類やワインボトルなどが入る高さがあるので、キッチン周りやリビングコーナーの整理収納に威力を発揮。本体は3kgほどの軽い国産杉を使用しているので、移動も楽々。
また、側板を上下逆さにして組み替えることで、サイドテーブル代わりにも使えるという、ミニマルなデザインならではの応用力の高さも魅力だ。
©D&DEPARTMENT PROJECT
コーナーシェルフ(W600×D200×H530mm)¥28,600
コンパクトな住まいも、家具次第ですっきりと、豊かな生活が楽しめることを、東京発の家具が教えてくれる。
texte : NATSUKO KADOKURA