いま、骨董を慈しむべき理由とは?「レジリエンス」再び。

Interiors 2021.06.01

3月にヤエカで行われ好評を博した、クリエイティブディレクター、南雲浩二郎による骨董市「レジリエンス」がふたたび開催される。今回は2021年6月5日(土)から2週間、コンテンポラリーアートを取り扱う外苑前のマホクボタギャラリーにて。オーナーの久保田氏がキュレートしたジュリアン・オピー 、小川信治、多田圭佑ら人気アーティストの作品が並ぶ、前回とはまったく異なる空間だ。

resilience-03.png前回のヤエカでの様子。ヴィンテージ家具と骨董のコーディネートにより、生まれた国も作られた時代も違うものたちが不思議に溶け合う温かい空間となった。photo:KOJIRO NAGUMO

resilience-02.pngphoto:KOJIRO NAGUMO

「単に“ギャラリーで骨董市を”ではなく、長い時を経てきた骨董と、いま起こっている事象を受け止め、未来へのメッセージを語るコンテンポラリーアート作品を等価に捉えたものにしたい」と今回も会場構成を手がけている南雲氏。それは刺激的なコントラストか、新鮮な融合になるのか、またひと味違ったプレゼンテーションになりそうで楽しみだ。

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16世紀から1950年代、そして現代作家のものまで。日本、韓国、インド、北欧、ルーマニア、イタリアからの骨董が集うのもこのイベントならでは。photos:KOJIRO NAGUMO

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骨董市のテーマ「resilience(レジリエンス)」は、困難な状況でもしなやかに適応しながら生きてゆく力という解釈も。photos:KOJIRO NAGUMO

生まれ、使われた時代や場所も異なるものたちが、他の場所でまた人や物と出合い、その在り方を変え、未来へと受け継がれてゆく骨董の魅力。それは、いまの時代に生きる私たちに問われるしなやかさに似ているかもしれない。

ぜひこの機会に、お気に入りの一点を見つけて。

『resilience(レジリエンス)』

期間:6/5(土)〜19(土)
会場:マホクボタギャラリー
東京都渋谷区神宮前2-4-7
tel : 03-6434-7716
営)12時~19時
休)6/7(月)、13(日)、14(月)
www.mahokubota.com/ja

text:madame FIGARO japon

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