あなたのアールドゥヴィーヴルってなんですか? 越智康貴:花とアート、飾るという行為そのものの魅力。

Lifestyle 2021.10.09

植物を育てる、アートを飾る……日々の暮らしを彩る大切なこと。自分ならではの美学を持つクリエイター7人に、極めて私的なアールドゥヴィーヴルについて聞きました。


越智康貴(フローリスト)

花とアート、飾るという行為そのものの魅力。

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花は最高のインテリア。比べるわけではないけど、洗練された家具と同じくらい生活を明るくしてくれます。生ける花は、ひとつの花瓶につき1種類で数本程度。花束を飾るよりも気軽だし、表情の変化まで敏感に感じることができます。花器のセレクトは、見た目重視で。アスティエ・ド・ヴィラットの花器は、プレゼントでもらったもの。機能性より直感的に気に入ったもののほうが、出番が多くなりますね。アートについては、知らないアーティストの作品でも気に入ると購入します。壁に飾っている写真はアレック・ソットという写真家のもので、コロナ感染者の受け入れをしている病院をサポートする企画で手に入れたんです。アートと聞くと高価で敷居が高い印象もありますが、友人が描いたイラストのようなささやかなものでも、額に入れて飾るとやはり気分が上がります。花もアートも、何かを飾るという行為そのものが、クリエイションのインスピレーションに直結しています。

越智康貴(フローリスト)
Yasutaka Ochi
2012年、武内昭とともにフラワーショップ、DILIGENCE PARLOURをオープン。その他、イベントや広告の装飾など、幅広く活躍する。

*「フィガロジャポン」2021年9月号より抜粋
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