ハリポタ出演女優、拒食症とセルフハラスメントに苦しんだ過去とは?

Lifestyle 2021.10.26

ハリー・ポッターの友人で変人の少女、ルーナ・ラブグッドを演じたアイルランドの女優が、10代の頃に苦しんだ摂食障害について語った。

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ハリー・ポッターシリーズでルーナ・ラブグッド役を演じたアイルランドの女優。(ロサンゼルス、2019年5月23日)photo:Getty Images

一時期ネットで叩かれていたが、その一部は自作自演のセルフハラスメントだった。ハリー・ポッターシリーズでルーナ・ラブグッド役を演じたイヴァナ・リンチが、英国のサンデー・タイムズ紙の取材に応じ、10代で苦しんだ摂食障害について語った。

ハリー・ポッターの大ファンだったイヴァナは14歳のときに夢が叶った。それは、ハリーポッター映画に役者として参加すること。5作目(『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』)から「ルーニー(変人)・ラブグッド」ことルーナ・ラブグッド役を演じるようになった。ところが有名になったイヴァナはJ.K.ローリング作品のファンサイトで匿名アカウントを使い、自らの悪口を書きはじめたのだった。「なんて下手くそでひどい子かしら!」とか、「あのブロンドのかつらは、バービー100体分かな。愛読書なのにあいつの油まみれの指で汚された気分。マクドナルドのポテトの油でギトギトしている感じ。頬がたるんで、ビッグマックでも備蓄しているみたい。醜いトロールそっくり!」など。

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セルフハラスメント

自らを攻撃するような行動に走らせたのは、11歳の頃から患っていた拒食症だった。「摂食障害は自分自身に向かいます。最悪の存在が頭の中に住んでいるんです」とイヴァナは語る。現在30歳となり、当時を振り返って「ネガティブ思考中毒」だったと言う。「自分を責めていれば安心できました。自分が自分で自分の悪口を言っていれば誰も自分を傷つけることはできないと思っていたのです。だから、ある程度有名になって、自分の悪口を言う人たちをネット上で見つけた時、仲間のように感じました。自分の考えを反映している人たちのなかに飛び込みたいと思ったのです。」とイヴァナは当時の心境を振り返った。

プラス思考

摂食障害は克服したものの、イヴァナはネガティブ思考と戦い続けている。「頭を切り替えることを学びました。ポジティブに考えるように自分に言い聞かせています」と言うイヴァナは10月14日に回顧録『The Opposite of Butterfly Hunting』をイギリスで出版した。拒食症との戦いを語ったこの本を出版することが、回復のための最終的なステップであるとイヴァナは感じている。

text:Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr)

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