心を潤す香りと暮らす、ルームフレグランス4選。

Lifestyle 2022.01.05

おうち時間の質を上げたい、旅は出来ないけれど気分をリセットしたい、そんな思いに応えてくれるツールとしてますます人気が高まっているのがルームフレグランス。
特にここ最近は、日本で古くから親しまれている和の素材をアロマに取り入れたブランドやアイテムが続々と登場し、注目が集まっている。
独自のフィロソフィーを反映させた創香にセンスが光り、楽しみ方もそれぞれな4つのニューフェイスをご紹介。

柳のリードから広がる香りで、心に余白を。
Yohaku(ヨハク)

211223_YOHAKU_1.jpg

フレグランスリフィル(200ml) 各¥6,270、ウィロースティック(5本入り) 各¥1,100、トップスヒノキ 各¥1,485/以上ヨハク

400年以上にわたる伝統の薫香技術で業界をリードしてきた日本香堂が、2021年秋にローンチしたフレグランスブランド「ヨハク」。
12月に発売された最新アイテムのディフューザーは、ブランドを象徴するオリジナルブレンドオイルがベースとなっている。
ラインナップは、和ハッカの清々しさが際立つ「サンライズ」、ヒノキが穏やかに香る「モンク ツリー」、クスノキをトップノートに加えた「ヘイズ バレー」、苦みばしったユズをブレンドした「ムーン ジャズ」の4種。
和木や果実、ハーブの100%天然精油によるアロマはもとより、深閑とした森の風景をプリントしたボトルや、ボトルのスクリュー部分に取り付けるヒノキのトップス、天然の柳のリードなど、日本の自然が育んだ豊かさが随所に感じられるところも魅力。

---fadeinpager---

墨を磨るような所作に、わび・さびの美意識が宿る。
暮らしの香り

211223_kurashinokaori.jpg

器の素材は写真の陶磁器のほか、ボーンチャイナやガラスもある。グレーターは素材とデザインが異なる計7種がラインナップ。フレグランスバー(60g) 各¥1,320~、器 各¥2,750、グレーター(右、アルミ製) ¥440円、(左、ウッド製) ¥770/以上暮らしの香り

21年11月、東京・銀座のメインストア開店と同時にデビューした「暮らしの香り」。アトリエを構える山梨県山中湖から生み出されるプロダクツはどれも、心の日用品とでも呼びたい、日々を豊かに満たしてくれるものばかり。
12品目にわたる香りのアイテムの中でもユニークなのがフレグランスバーだ。ワックスに香りを閉じ込めた板状のそれは、硯を思わせる専用の器に入れてグレーターで削りながら楽しむという趣向。
フレグランスメニューは、「苔寺」や「竹林」など日本の文化を感じさせるものから、「桜」や「檸檬」といった四季にまつわるもの、「雨音」や「ひだまり」など日常生活にひもづくものまで全24種が展開されている。
空間の中で静謐な存在感を醸すインテリアとしても映え、またバーを削るというおごそかな所作は、気持ちをクリアに整えるひとときをもたらしてくれるはず。

---fadeinpager---

15分のメディテーションが生む、生活の句読点。
DAMDAM(ダムダム)

211223_DAMDAM2109_0012_f.jpg

のし紙を思わせる包みや木目柄のペーパーボックスにも心くすぐられる。お香「サンダルウッド」(30本入り)¥1,980、「メリ メロ」(30本入り)¥1,210、「コニファー」、「シナモン」、「オスマンサス」(すべて33本入り)各¥1,100/以上ダムダム

メイド・イン・ジャパンのスキンケアブランド「ダムダム」と、200年以上もの歴史を持つお香の老舗である玉初堂とのコラボレーションによるオリジナルのお香。
白檀にフローラルとバルサミコを加えた「サンダルウッド」、針葉樹をブレンドした森林浴のような趣の「コニファー」、スパイシーで甘い「シナモン」、前述3つの香りを1つの箱に収めた「メリ メロ」に加え、21年9月には新たに金木犀の「オスマンサス」も発売され、現在は5種のバリエーションが揃っている。
直径3mmと、通常よりも少し太くすることで安定性のある燃焼を実現したというこのお香が燃え尽きるまではおおよそ15分。
煙とともに立ちのぼるお香独特の神聖さを帯びた香調、そして長すぎも短すぎもしない絶妙な時間は、その場の空気ごと新たな心地に誘ってくれる。

---fadeinpager---

流麗な木目と芳香で魅了する、香るオブジェ。
GAGAN(ガガン)

211223_GAGAN.jpg

ディフューザーオイル(10ml) 各¥6,600、写真奥がディフューザーホルダー(大) 各¥22,000、(小) 各¥15,000/以上ガガン

ジュエリーからスタートし、ファッションアイテムやカフェなどさまざまな分野に活動の幅を広げているクリエイティブ集団「ガガン」が新たに提案するのは、ルームフレグランス。
21年12月に発売されたアロマディフューザーは、ディフューザーオイルとウッド製のディフューザーホルダーの2アイテムからなる。
3種あるオイルの中でも「w.a」は、京都水尾のフレッシュな柚子に、奈良産のヒノキ、青森のヒバを融合させた和のアロマがリラックスを誘う。
ディフューザーホルダーにはきめ細かく滑らかなテクスチャーの楓を使用。アトリエでひとつひとつ手作業で造形し、細胞をイメージしたフォルムに仕上げられている。
ディフューザーオイルを垂らすとオイルが曲線にそってじんわりと染み込み、アロマが緩やかに空間を満たす。無垢の木肌に加わる艶と深い色合いもたまらない。


ヨハク 
https://yohaku-fragrance.com/
Instagram:@yohaku_fragrance

暮らしの香り 
https://www.kurashinokaori.com/
Instagram:@kurashino_kaori

ダムダム 
https://damdamtokyo.com/ja
Instagram:@damdamtokyo

ガガン 
https://gagan.tokyo/
Instagram:@gagan.jewelry

text: Mami Aiko

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

Business with Attitude
Figaromarche
あの人のウォッチ&ジュエリーの物語
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories