アントワネット・ポワソン、阪急うめだ本店だけのすみれの花モチーフ。
Lifestyle 2022.09.06
期間は9月7日から13日までとたった1週間なのが残念だけど、阪急うめだ本店の1階にパリのアントワネット・ポワソンとのコラボレーションによる品を扱うポップアップが開催されることになった。今年創業10周年を祝うアントワネット・ポワソンが日本のために初めて描いたというオリジナルモチーフは、百貨店のアールデコスタイルのファサードやウィンドウのデザインにインスピレーションを得たもので、彼らの豊かな想像力から生まれた花々に愛らしいヴァイオレットのすみれの花が絡み合っている。その限定モチーフが彩るのはラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレートボックスやBABBIのシグネチャーウエハースやアンジェリーナの焼き菓子のパッケージだ。
ヨーロッパのスイーツをアントワネット・ポワソン×阪急うめだ本店のオリジナルモチーフが優しく包み込む。
BABBIのウエハース。すみれの花のモチーフとドミノペーパー柄の2種のパッケージで。各¥2,750
アントワネット・ポワソンという不思議なブランド名は、ルイ15世の寵妃で審美眼の持ち主として知られたポンパドゥール伯爵夫人の本名であるジャンヌ=アントワネット・ポワソンに由来している。ブランドを創設した美術修復家ジャン=バティストとヴァンサンは彼女が生きた18世紀時代の壁紙ドミノペーパーを当時の製法で21世紀に復活させることでパリのインテリア界にデビュー。アトリエに併設された彼らのパリのブティックではドミノペーパーはもちろん、18世紀の趣たっぷりのモチーフの文具、ファブリック、インテリアグッズなどを販売している。手仕事の風合いがチャーミングな品々の中から、今回、阪急うめだ本店のポップアップでもクッションやノートブックなどの販売も。
左:アントワネット・ポワソンを創業したジャン=バティスト・マルタン(左)とヴァンサン・ファレリ。photo:Ruth Ribeaucourt 右:パリ11区のブティック内(12, rue Saint Sabin 75011 Paris)。photo:Anne-Charlotte Moulard
35×45cmがドミノペーパーのサイズで、それを貼り合わせて壁紙として使用する。額に入れて壁に飾っても。photo:(左)Anne-Charlotte Moulard
パリ発のオリジナルグッズも販売される。
フランスのエレガンスが香るポップアップの終了後も10月3日まで、百貨店内のコンコースウィンドウではアントワネット・ポワソンのモチーフのファブリックを背景にしたディスプレーが続く。“「Cherish All」~すべてを愛しむ~” をテーマに7つのストーリーが展開されるそうだ。
editing: Mariko Omura