デスティネーションホテル沖縄版、最新リスト。

好ロケーションを最大限に生かした寛ぎの部屋、プールや海でのアクティビティ、地元食材を盛り込んだグルメ……。沖縄旅のハイライトになるホテルで極上ステイを。

海に面したリュクスな集落で、沖縄文化を感じる特別な時間。

読谷村｜星のや沖縄

2020年に満を持して誕生した星のや沖縄。地元の織物、読谷山花（ゆんたんざ）はな織ういの模様を描いたグスクウォールがゲストを迎えてくれる。中に入ると、海岸線に沿うように建てられた客室と、インフィニティプール、100種以上の草花で彩られた庭や畑が広がり、小さな集落のよう。ここでの過ごし方は人それぞれ。琉球紅型（びんがた）を施した部屋で波の音を聞きながらのんびりするもよし、琉球空手や海辺での乗馬など沖縄文化を体験するもよし。夜は沖縄食材にシチリア料理の技法を掛け合わせたコースで締めくくれば、極上のおこもりタイムに。

グスク（沖縄の史跡）にインスピレーションを得た「グスクの居館」がホテルのコンセプト。長さ1kmにもおよぶ壁が、施設を囲むように続く。

客室は4つのタイプがある。写真はフゥシ。すべての客室には木のテーブルが置かれた“土間ダイニング”が。シェフが下ごしらえした料理を、好きなタイミングで仕上げて味わうギャザリングサービスが人気。

フゥシのリビングルームは掘りごたつ式。 

ホテルの隣りにある、星野リゾート バンタカフェでは軽食を販売している。外来利用もOK。

赤瓦の屋根を設えた「道場」では、ウェルカムドリンクとして沖縄定番のぶくぶく茶を提供。琉球空手もここで体験できる。

ダイニングでは琉球シチリアーナをテーマにしたディナー（￥15,730～）が食べられる。ハイライトは沖縄のおもてなし料理、東道盆（とぅんだあぶん）をモチーフにした逸品。ヤギ肉のサルシッチャ、シークワーサーが香るアランチーニなど、沖縄食材を全品に盛り込んだ料理が楽しい。

photography: Wataru Oshiro (camenokostudio)

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テラス付きヴィラで絶景をひとりじめ。

今帰仁村｜ロワジール テラス & ヴィラズ 古宇利

沖縄北部の古宇利島に立つロワジールは、ヴィラ棟とコンドミニアムタイプのテラス棟、2タイプの部屋を備える。おすすめは、ヴィラ スイート。窓の向こうには県内最大級、全長約142mのインフィニティプールが流れ、目の前は海と空、それらが交わるブルーの絶景が広がる。島ならではの素朴なのんびり感を味わいながら、最新のデザイン家電が揃った快適な100㎡以上の部屋でのリュクスな時間、その両方がここでは味わえる。

2021年6月に開業。インフィニティプールに面したヴィラ スイートがいちばん人気。敷地内には3階建てのテラス棟があり、キッチンが付いているので暮らすように過ごせる。

宿泊者全員が使えるテラス棟プール。

ヴィラ スイートにはリビングルームのほか、畳の小上がり、ベッドルーム、天窓付きのバスルーム、テラスにはジェットバスがある。部屋からは古宇利大橋が目前に見え、古宇利ブルーをひとりじめできる。

photography:  G-Ken

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リニューアルしたリゾートホテルで、緑の沖縄を満喫!

名護市｜オリエンタルホテル 沖縄リゾート＆スパ

やんばるの入口、東シナ海を望む高台に位置する人気ホテルが2022年にリニューアル。クラブルーム宿泊者専用のクラブラウンジが誕生し、県内最大級のガーデンプールにはデッキエリアを新設した。天窓から光が差し込むクラブラウンジは、やんばるに自生する植物をふんだんにあしらい、朝から晩まで時間帯に合わせた食事や飲み物が自由に楽しめる。年内には客室の一部がリニューアルされるので、より快適に過ごせそう。

緑に囲まれた新設のクラブラウンジ。クラブルーム宿泊者専用の朝ごはんはこちらで提供。時間によってラインナップが替わり、自ら挽いて淹れる県産コーヒーやクラフトビールが人気。

女性に好評なのが、朝のプールサイドでのハンモックヨガ（￥3,500）。海やプールを眺めながらのストレッチは最高に気持ちいい。

クラブルームは高層階の14、15階にある。写真はパノラマオーシャン スイート・プレミアム。

6つのプールとウォータースライダー、サウナ等を備えたガーデンプール。温水プールもあるので夜やオフシーズンでも楽しめる。

photography: G-Ken

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全室オーシャンビュー!　南部のビーチに巨大ホテルが登場。

糸満市｜琉球ホテル＆リゾート 名城ビーチ

那覇空港から南へ約20分、糸満市に今夏登場したホテル。ウミガメが産卵に訪れる名城ビーチに位置し、海に直接アクセスできる6種の広大なプールも設置。全室オーシャンビューの客室からは美しいサンセットが眺められる。レストラン&バーも9つあり、食の選択肢が豊富なのも魅力だ。約150種類もの料理が並ぶ朝食ビュッフェは圧巻。クラブルーム以上の宿泊ゲスト専用のクラブラウンジでも、パンや自慢のブランチが用意されている。

約10,000㎡の広大なプールエリア。VIPプールや1年中利用できるオールシーズンプールなど、6種のプールを用意。

シンメトリーになった2棟の建物を繋げるエントランスロビー。沖縄の古民家で使われていた照明や花ブロックの屏風、寄棟天井など、伝統的なデザインをモチーフにした内装。　

パノラマコーナースイートのバルコニーからは、約1.8km続く名城ビーチや、遠くの慶良間諸島まで見渡せる。

photography: Akemi Kurosaka (Stuh)

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旅慣れた大人のための、最上級ラグジュアリーリゾート。

恩納村｜ハレクラニ沖縄

ハワイで100年以上の歴史を持つリゾートホテルのトップブランド、ハレクラニ。初の海外展開地として選んだのが、美しい海に面した沖縄・恩納村だ。名物のオーキッドプールは本国ハワイの約2倍の大きさ。窓から見える海と空が映えるように白をベースにした部屋は、全室オーシャンビューのテラス付き。星付きシェフが監修したレストラン、シルーでのディナーなど、洗練された大人のためのリゾートのすべてがここにある。

ハレクラニの顔でもあるオーキッドプールのほか、大人のみ利用できるクワイエットプール、通年利用できる屋内プールなど、プールは5種類。徒歩数分の場所にあるビーチも利用できる。

全室に海や自然を感じるアート作品が飾られている。写真のコーラルスイートは102㎡。女性に人気なのがアメニティ。調香師ロジャ・ダヴが同ホテルをイメージして調香したシー・サンクチュアリが、南国リゾート気分を高めてくれる。

開放感のあるサンセットウイング ロビーからは、その名のとおり美しい夕焼けを望める。

photography: Wataru Oshiro (camenokostudio)

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アメリカが息づく町で、暮らすようにステイ。

北谷町｜エムビー ギャラリー チャタン バイ ザ テラス ホテルズ

米軍基地が近く、古着店、ブリュワリーなどが点在する北谷町。アメリカの文化が交わるこの町に、ライフスタイルホテルが誕生した。ホテルを起点に町歩きを楽しみ、暮らすように過ごしてほしいとキッチンやダイニングテーブル付きの部屋を用意。大きなバスタブも好評だ。圧巻なのがエントランスから客室フロアに繋がるアトリウム。吹き抜けから太陽の光や雨が降り注ぎ、各階に飾られた南国植物が生き生きと育つ特別な空間に。

アトリウムを囲むように飾られた、モンステラやポトスといった亜熱帯植物。ホテル名の“ギャラリー”のとおり、各フロア&部屋にはアートが飾られ、沖縄にゆかりのあるアーティストの作品で統一。

トースターや調理器具を備えたキッチン付きのスーペリアリゾートオーシャンビュー。テラスはすべての部屋にある。

ダイニングとインフィニティプールを有する7thムーンクラブ。

photography: G-Ken

＊「フィガロジャポン」2022年12月号より抜粋