リーバイスの社長が提唱する、ジーンズのエコな洗濯方法とは?
Lifestyle 2023.10.23
リーバイ・ストラウス(リーバイス)社のCEO、チップ・バーグは、ジーンズを洗濯するよりも、着てシャワーを浴びることを勧めている。もちろん石鹸はよく泡立てること。
2022年アメリカン・イメージ・アワードに出席したリーバイスのチップ・バーグCEO。(ニューヨーク、2022年4月26日)photography: WWD / Penske Media via Getty Images
かつてジェームス・ディーンが流行らせたブルージーンズは、いまやエコでない服とみなされている。なにしろジーンズ1本を作るのに7,000リットルもの水が必要なのだ。ファッショントレンド分析サイト「Stylight(スタイライト)」の最近のレポートによると、毎年約23億本のジーンズが世界中で売られている。要するに1秒あたり73本だ。エコな態度としては洗濯回数を減らすかヴィンテージジーンズを買うか。あるいは、リーバイスのCEO、チップ・バーグが勧めるように「ジーンズを着たままシャワーを浴びる」のもありかもしれない。
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石鹸を塗りたくること
10月初旬、アメリカのテレビ局CNBCの番組に出演したチップ・バーグは、消費者がジーンズを洗う頻度が高すぎることを指摘し、水を大量消費する洗濯機の使用を減らすため、ジーンズを履いたままシャワーを浴び、「自分の体を洗うように石鹸を塗りたくる」ことを勧めた。一方で2014年にはジーンズは洗濯しない方がいいとも発言していた。その後、この発言をチップ・バーグは方向修正し、「ジーンズを洗ってはいけないとは決して言っていない。しかしながら本物のジーンズ愛好家なら、洗濯機では絶対洗うなと言うだろう」と語った。
text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr)