女のためのTOKYOバー案内。 #01 ふっと落ち着ける、上質な空間に身をゆだねる。

Gourmet 2016.06.23

クラシックな雰囲気、格調高いインテリア、隠れ家のような店構え・・・そんな上質な空間で味わうお酒は格別。女性がひとりでも通いたくなる、とっておきの3軒。

銀座「バー エス」

可憐なカクテルを片手に過ごす大人の銀座時間。

東京銀座資生堂ビルの最上階。太陽のようにきらめくシャンデリアの向こうに、銀座の空を覗く。紫色を基調とした、ほのかな艶を感じる空間は、ホテルやレストランを数多く手がける小坂竜さんがデザイン。カウンター席のほか、半個室やラウンジエリアなどがある。空間だけでなくオリジナルのカクテルやフードもまた、レディな気分を高めてくれるものばかり。「資生堂パーラー」や「ファロ資生堂」のアレンジフードが味わえるのも魅力だ。開放的でありながらも、クラシック感も併せ持った空間は、まさしく大人の女性のためのバーといえる。

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昨年誕生した「バー エス」には、銀座の中心とは思えないほど開放感のある空間が広がる。シェイカーの音に耳を澄ませながらカクテルをひと口飲めば、今日という日がキラキラし たものに感じられるから不思議。

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天窓のあるメインフロア以外にも、まるで別荘のリビングルームのような寛ぎ感のあるラウンジエリアもある。

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ラウンジエリアには電気式暖炉。炎を模したスチームの揺らめきが、リラックスムードをさらに高めてくれる。

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シンボルカラーである紫を纏ったハイバックソファ。ゆったりと身体を預けて贅沢な気分に。

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左から、クランベリーとレモンが爽やかに香るスロー・ジンベースの「銀座1902」¥1,400、ピンクとオレンジ、グリーンの色合いが美しい、桜や桃のリキュールを使った「スプリング オペラ」¥1,600

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月ごとに具材が変わる「キッシュ」¥950。写真はしっとりした生地に旨味が凝縮されたキノコのキッシュ。

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ひと口サイズの可愛いクロケット2種が楽しめる「ミート&クラブクロケット『バー エス』スタイル」¥2,000

バー エス/Bar S 銀座

東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル11F
Tel.03-3572-3922
営)17時~23時L.O.
休)土、日、祝
53席
http://parlour.shiseido.co.jp/bar/s

*『フィガロジャポン』2016年6月号より抜粋

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クラシックな雰囲気、格調高いインテリア、隠れ家のような店構え・・・そんな上質な空間で味わうお酒は格別。女性がひとりでも通いたくなる、とっておきの3軒。

南青山「バー カフカ」

退廃的な闇の中で、美酒とじっくり向き合う。

店内は一瞬戸惑うほどの暗さ。おそるおそる前に進むと、石造りの空間に置かれた流木のオブジェがうっすらと見えてくる。席に着けば「廃城の中のバールーム」というテーマにふさわしく、静けさとデカダンスの空気に包まれる。バーテンダーの佐藤博和さんは、バーに定評のある「パークホテル東京」出身。古いリキュールやブランデーを充実させているのは「新しいものより時を経たものの方が好き」なため。スタンダードカクテルには独自の解釈を加え、凛とした濃厚な1杯を楽しませてくれる。

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店内入り口側にはテーブル席。金属製の柵の奥にカウンター席が。彫刻が施された椅子は、ヨーロッパのアンティーク。

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カウンター内に生けられた大きなドウダンツツジの枝が描く葉影が、闇の中に浮かぶ。

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シャンパンベースの「4種のベリーとバラのカクテル」¥2,200。グラスの内側にはカルバドスの香りが付けられ、シャンパンの泡とともにほのかな香りが立ち上る。ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、イチゴを使用。

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モーゼルのクリスタルグラスの口当たりが繊細な「ジントニック」¥1,500

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店内随所に飾られたオブジェはアーティストによるオリジナル作品。

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アンティークのグラスが印象的。

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美しいグラスのコレクションにも注目。

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「廃城の中のバールーム」らしい雰囲気を醸し出す、コンクリートカウンター。

バー カフカ/Bar Cafca. 南青山

東京都港区南青山3-5-3 ブルーム南青山B1F
Tel.03-3470-1446
営)15時~24時最終入店
休)火
14席

*『フィガロジャポン』2016年6月号より抜粋

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クラシックな雰囲気、格調高いインテリア、隠れ家のような店構え・・・そんな上質な空間で味わうお酒は格別。女性がひとりでも通いたくなる、とっておきの3軒。

神楽坂「バー リデモ」

ひとりでしっとり通いたい、寛ぎのカウンター。

神楽坂らしい石畳の路地に面した入り口は、茶室のにじり口のよう。身を縮めて中に入れば、階段の下方にこぢんまりしたバー空間が控え、まるで秘密の地下室のような雰囲気。カウンターや椅子をあえて低く作った店内には、時に女性ヴォーカルのジャズが流れ、どこかゆったりとした雰囲気が漂う。お酒はラムとポートワインとフレッシュカクテルを中心にした品揃え。女性がひとりでも寛げるようにという配慮から、「女性用メニュー」が用意されているのも、このバーならでは。居心地のいいインテリアに、ひとりでもつい通ってしまいたくなる。

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ゆったりとした温もりのあるカウンターは全7席。カウンターの高さに合わせて作られた、オーダーメイドの栗材の椅子は、長時間座っていても疲れない座り心地のよさ。バーテンダーとお客の目線が近くなるよう、カウンターの内部は一段低く設計されている。4人掛けのソファテーブル席も用意。

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3年もののハバナクラブと、たっぷりのペパー&スペアミントを使った爽やかな「モヒート」¥1,400

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手前は桜あん入りのトリュフなど、季節ごとの限定品が楽しい「チョコレートの盛り合わせ」¥1,200。ウイスキーにもぴったりな、自家製オランジェットとマッカラン12年入り生チョコは定番メニュー。奥は店内で焼き上げる人気の「キッシュ」¥900

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店内は間接照明の優しい光が心地よい。

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店は神楽坂らしい小路に面する。石畳の階段の途中にある入り口は、身を屈めないと入れない狭さ。

バー リデモ/Bar Lidemo 神楽坂

東京都新宿区神楽坂3-6 カーサピッコラ神楽坂B1F
Tel.03-6338-0003
営)18時~翌2時最終入店(火~土) 18時~翌1時最終入店(日、祝)
休)月
11席
http://bar-lidemo.com

*『フィガロジャポン』2016年6月号より抜粋

photos : AKEMI KUROSAKA, HIROYUKI ONO, texte : KEI YOSHIDA , MEGUMI KOMATSU

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