Rémy Cointreau Japan 女性のためのリキュール、コアントローの楽しみ方。

Gourmet 2018.05.10

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「コアントロー」という名前を聞くと、お菓子を思い浮かべる人も多いかもしれない。甘く爽やかなオレンジの香りがふんわり香るスイーツは、いつだって女性を幸せな気持ちにさせてくれる。

そんなコアントローがもともと、女性のために生まれたリキュールであることは、意外と知られていない。1875年、フランス西部のアンジェでブランドが誕生して以来、現在にいたるまで、コアントローはさまざまな形で女性をサポートしてきた。そのユニークな歴史から、この季節に楽しみたい飲み方まで、コアントローの多彩な魅力をご紹介。

初夏にぴったりのコラボカクテルを、
ウェルカムドリンクで味わえる!

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東京・青山のランドマーク、アオ(AO)の5階にあるレストラン「トゥールームス グリル|バー」。この時期、東京のスカイラインを望むテラス席は特に人気だ。 photo : AKEMI KUROSAKA (STUH)

まずは最新ニュースから。このたび、コアントローと「フィガロジャポン」のコラボレーションが実現。都会的でアクティブな女性たちをイメージした、コアントローを使ったオリジナルカクテルが、スタイリッシュな人々で賑わう表参道のレストラン「トゥールームス グリル|バー(TWO ROOMS GRILL | BAR)」に登場!

初夏の日差しに映える美しいグリーンのカクテルは、その名も「グリーンフレッシュ」。レシピを考案したのは、レミー コアントロー ジャパンが開催したバーテンディング・チャレンジ「ラ・メゾン・コアントロー ジャパン2017」での「コアントロー 4×4 チャレンジ(*)」部門にてトップ賞を受賞したバーテンダー、永峯侑弥氏。「新緑を思わせるグリーンは、都会に生きるフレッシュで生命力あふれる女性をイメージしました」と永峯氏が言うように、上品で爽やかな飲み心地が特徴だ。

*コアントロー4×4チャレンジ:コアントローがオレンジピール、アルコール、水、砂糖の4つの原材料のみで造られていることにちなみ、コアントローを含む4つの材料のみでカクテルを創作するというチャレンジ。

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グリーンフレッシュ」はコアントローをベースに、フレッシュキューカンバージュースとアップルジュース、レモンジュース、トニックウォーターを使用。フレッシュオレンジとセージの葉がアクセント。「トゥールームス グリル|バー」の人気メニューとともに味わって。左手奥から、「クラブケーキ スライダーズ { 2 ピース }  プレザーブド レモン アイオリ」(実際のメニューはフライドポテト付きで提供)¥2,400、「グリーンフレッシュ」各¥1,850、「静岡産 シュガートマト イタリア産バッファローボッコンチーニ ルッコラ」¥2,300 photo : AKEMI KUROSAKA (STUH)
※ランチセットでは上記の料理2品に
コーヒーまたは紅茶が付いて¥3,600(サービス料別)

「グリーンフレッシュ」は5月12日(土)より、1カ月間の期間限定で提供される。期間中の週末に来店した女性には、ミニサイズの「グリーンフレッシュ」がウェルカムドリンクとしてサーブされるのもうれしいかぎり。さっそく気の置けない女友達を誘って、いましか味わえないオリジナルカクテルを味わいに、訪れてみてはいかがだろう。

ランチやブランチ、ディナーとともに楽しめるのはもちろん、「グリーンフレッシュ」はバーラウンジでも注文できるから、待ち合わせ前にふらりと立ち寄って喉を潤したり、ディナー後の締めの一杯にしたり……さまざまなシチュエーションであなたに寄り添ってくれるはず。

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Yuya Nagamine
鹿児島県出身。西麻布のバー「アンバー」店長。バーテンディング・チャレンジ「ラ・メゾン・コアントロー ジャパン2017」にて「コアントロー 4×4 チャレンジ」トップ賞を受賞したほか、数々のカクテルコンペティションで活躍、注目を集める。永峯氏にとってコアントローの魅力は「芯があって上品な味わい。そこが長く愛される秘訣だと思います」。

トゥールームス グリル|バー
TWO ROOMS GRILL | BAR
東京都港区北青山3-11-7 AOビル5F
Tel. 03-3498-0002
営)レストラン:11:30~14:30、18:00~22:00L.O.(月〜土) 11:30~14:30、18:00~21:00L.O. (日)
ラウンジ・バー:11:30~翌2:00(月〜土) 11:30~22:00(日)
不定休
http://www.tworooms.jp
※「グリーンフレッシュ」は2018年5月12日(土)から6月10日(日)までの期間限定で提供

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コアントローのミューズは、パリジェンヌたち。

では“女性のためのお酒”といわれるコアントローは、いかにして生まれたのだろうか。

1849年にフランスのアンジェに創設された蒸留所にて、創業者二代目のエドゥアール・コアントローは、その当時女性のためのエレガントなお酒がなかったことを憂い、新しいリキュールを造ることを決意。そして自由な精神とエレガントさを兼ね備えたパリジェンヌをミューズとして、まったく新しいオレンジリキュールを造り上げた。

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コアントローの材料はスイート&ビターオレンジの果皮(ピール)と水、アルコール、砂糖のみ。1875年に誕生以来、伝統的な製法で造られる、100%ナチュラルなオレンジリキュール。700ml ¥2,160 © COINTREAU

当時から受け継がれるエレガントなボトルデザインは、パリジェンヌの象徴である香水瓶がインスピレーションの源。その洗練された佇まいは、オレンジの豊かな味わいとともに、当時の女性たちを瞬く間に惹きつけた。

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オレンジの濃縮エッセンシャルオイルを従来の3倍(トリプル)含みながらも、よりドライ(フランス語で“セック”)な風味を出すために砂糖の含有量を減らしたリキュールであることから、当時のラベルには「トリプル・セック(Triple-Sec)」の文字が。デコラティブなデザインのお酒が多い中、シンプルでスタイリッシュなブラウンのボトルは新鮮だった。そのクラシックなスタイルは、いまなお色あせることなく人々を魅了している。 © COINTREAU

クリエイティブな発想にあふれていたエドゥアール・コアントローは、ブランディングにもその才能を発揮。“映画の父”と呼ばれるリュミエール兄弟にCM制作を依頼して映画館で上映したり、コアントローのボトルをかたどった移動式のキオスクを作ってポップアップストアを展開したり……。1902年には現代のラッピングカーに先駆けて、巨大なボトルを荷台に載せた宣伝車がアンジェの町を駆け巡り、その斬新でユニークなアイデアによりコアントローはますます人々の心をとらえ、愛されるようになっていく。

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アンジェの町で最初に購入された自動車が、コアントローの宣伝車に! © COINTREAU

そして女性に寄り添う価値観を作り出すのに欠かせない存在だったのが、エドゥアールの妻であるコアントローのファーストレディ、ルイーザ・コアントロー。ルイーザは第1次世界大戦中に、負傷した兵士のための病院を私費で設立。女性従業員を積極的に雇用して報酬を支払った。フランス婦人会の代表も務め、また「コアントロー・クリエイティブ・ソサエティ」を組織してアーティストやクリエイターをサポートしたことから、1929年にはフランス最高の名誉である「レジオン・ドヌール勲章」を受賞している。

そんなエドゥアール&ルイーザ・コアントロー夫妻が築き上げたコアントローのDNAは現代にも受け継がれ、今日にいたるまでさまざまな支援活動が続けられている。昨年には、オレンジを持った写真にハッシュタグを付けてSNSに投稿すると、コアントロー社がセネガルにオレンジの木を1投稿あたり1本植樹するという「#1orange1tree」プロジェクトを実施し、世界中で話題になった。このような社会貢献や環境保護にも積極的なお酒のブランドは珍しく、そのユニークな活動も魅力のひとつだろう。

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アンジェの蒸留所でマスターディスティラーを務めるキャロル・カントン。 © COINTREAU

コアントローの生産現場にも、活躍する女性がいる。現在コアントローのマスターディスティラーを務めているのはキャロル・カントン。女性ならではの豊かな発想と繊細さを生かし、19世紀から何世代にもわたって受け継がれてきた唯一無二のレシピと、コアントローのスピリットを大切に守っている。

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蒸留所までもがエレガント。

コアントローの蒸留所が位置するロワール地方の町アンジェは、パリから車で約3時間ほど。1875年に誕生したコアントローが、いまも当時のままの手法で造り続けられている。この蒸留所までもが、コアントローの精神を反映するかのように、何とも美しくエレガント!

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オレンジを彷彿とさせるステンドグラスの窓をはじめ、曲線が美しいコアントローの蒸留所。 © COINTREAU

コアントローの魅力である芳醇な香りは、2種類のオレンジピールを使用しているからこそ。伝統的な蒸留器で蒸留されたリキュールは、ピュアなエッセンシャルオイルを豊富に含んでいるため、さまざまなフルーツやハーブの香りと相性がよく、その爽やかな香りによって全体を調和してくれるのが特徴だ。

それゆえ、実はコアントローはカクテル全盛期である19世紀半ばに生まれた「マルガリータ」や「サイドカー」といったカクテルの多くに、ブランド名で指定されている唯一のリキュールでもある。バーを訪れたら、さまざまなカクテルを飲み比べながら、コアントローの風味を楽しむのもおすすめだ。

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コアントローは、さまざまな材料と調和してバランスを取る“ハート・オブ・カクテル”ともいわれる、カクテルに欠かせない存在。 © COINTREAU

もちろん、コアントローは家飲みにも最適。気の置けない女友達が集まるホームパーティはもちろん、帰宅した後のクールダウンに、休日の昼下がりに……お気に入りのグラスを用意して、旬のフルーツやソーダなどを自由に合わせながら、あなたらしいコアントローの楽しみ方を見つけてみて!

●問い合わせ先:レミーコアントロージャパン
Tel. 03-6441-3025
http://www.cointreau.com
https://www.facebook.com/CointreauJP
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