お家で作る世界のホテルのレシピ。#12 【世界のホテルレシピ】フレッシュな酸味のライムパイ。
Gourmet 2019.09.11
世界のさまざまな国のホテルのシェフが、家でも作れるホテルの味を伝授する短期連載「お家で作る世界のホテルのレシピ」。第12回は、ロンドンの45 パークレーン内の人気レストラン「カット・アット・45 パークレーン(CUT at 45 Park Lane)」から届いた、ライムパイのレシピをご紹介。
アフタヌーンティーの話題の新メニュー!
45 パークレーン/イギリス
「ライムパイ ホイップクリーム添え」
ロンドンのホテル、45 パークレーンにある人気レストラン「カット・アット・45 パークレーン」。そのアフタヌーンティー「カット・ケークス・アンド・ティー(CUT cakes & Tea)」の新メニューから、フレッシュな酸味が刺激的なライムパイをお届け!
エグゼクティブ・パティスリー・シェフ、ニーム・ラーキン考案のレシピが公開されるなんて感激。しかも、特別な素材もなく、スーパーで手に入りやすいものばかりなので、明日にでも気軽な気分で作れそう。
難しい工程がないのもうれしい。ひとつコツを挙げるなら、ライムジュースを入れる時にしっかりと混ぜ合わせること。そして、出来上がったら、食べたい気持ちを抑えて冷蔵庫できちんと冷やすこと。できれば一晩冷やしたいし、実は、2日経っても、むしろなめらかな舌触りになっておいしいと感じるくらい。ゲストに出したい時はそのあたりを計算するのを忘れずに。冷凍保存もできる。口にすれば、バターの香りのボトムに、爽やかな甘酸っぱいフィリング、たっぷりの生クリームにほろ苦いライムの皮。素晴らしいティータイムが約束される味!
細く砕いたビスケット 1 1/2カップ(約150g)
バター 110g
ブラウンシュガー 1/3カップ(約40g)
卵⻩ 10 個分
加糖練乳(コンデンスミルク) 2カップ(400ml)
ライムジュース 1 1/2カップ(300ml)
ライムの⽪(飾り⽤) 少々
純⽣クリーム(45%程度のもの) 2カップ(400ml)
上⽩糖 1/8カップ(小さじ4〜5)
〈準備〉
オーブンを140℃で予熱しておく。
〈台の作り⽅〉
1. 細かく砕いたビスケット、溶かしたバター、ブラウンシュガーをボウルに⼊れよく混ぜる。
2. ガラス製の25cmのタルト型全体に、0.6mm 程度の厚さになるように押し広げる。
〈フィリングの作り⽅〉
1. 卵⻩と加糖練乳を混ぜる。
2. ライムジュースを2〜3回に分けて加え、その都度しっかり混ぜ合わせる。
3. 準備した台に2を注ぎ、140度に予熱したオーブンで約40〜45分間焼く(カスタードが少し固くなるまで)。
4. 粗熱をとり、ラップをして冷蔵庫で冷やす。
5. ケーキがよく冷えたら、純生クリームと上白糖を合わせ、お好みの固さになるまで泡立てる。ボウルを冷やすと泡立てやすい。
6. 泡立てたクリームとすりおろしたライムの皮を飾る。
ロンドンを一望する、モダン&ラグジュアリーなホテル。
欧米に9軒のラグジュアリーホテルを展開するドーチェスター・コレクションのひとつ。姉妹ホテルであるザ・ドーチェスターのすぐそばに佇むのがこの45 パークレーン。高級感にあふれた最新式のホテルは、どの部屋も広々として、快適さを追求している。ペントハウス・スイートからはロンドンの街並みが一望できる。
ホテル内のレストラン「カット・アット・45 パークレーン」は有名シェフ、ウルフギャング・パックがヨーロッパに初出店した最新のアメリカンレストラン。名物のドライエイジングビーフのステーキや丸ごとソテーした魚介など、ダイナミックな料理が堪能できるほか、アフタヌーンティーにはパティスリーシェフが腕を振るったおいしいケーキが食べられる。
姉妹ホテルのザ・ドーチェスターにはミシュラン3ツ星を獲得している「アラン・デュカス・アット・ザ・ドーチェスター」もある。ロンドンの市内観光に便利なのはもちろんのこと、スパもあり、都会にいながら寛ぎの時間を過ごすことも可能だ。
45 Park Lane
45 Park Lane, Mayfair, London W1K 1PN England
Tel. +44 20-7493-4545
www.dorchestercollection.com/en/london/45-park-lane
●問い合わせ先:ドーチェスター・コレクション リザベーションセンター
0120-914-084(フリーダイヤル)
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réalisation : CHIEKO ASAZUMA, collaboration : KENTOS NETWORK