台湾のトレンドセッター率いる人気店が日本初上陸。

台湾と日本を熟知した、トレンドセッター。

「毎月海外を旅するんです。旅先で友達を作って、食べて飲んで。そこで出合ったものをビジネスに」。

台北でセレクトショップやカフェを立ち上げ大成功、母国ではトレンドセッターとして知られるジェイ・ウー。きっかけは、20代の頃の日本への留学経験だった。

「多様なファッション、お酒と食事を楽しむ文化……さまざまなことを吸収しました。なかでも、日本は物づくりに対する姿勢がすごい。新幹線が秒単位で速くなり、それがニュースになる。日本そのものがブランドです」。

台湾と日本。ふたつの国をよく知るからこそ、ムーブメントの種を発見できる。台湾の新食感かき氷を日本へ、逆に和牛の新しい食べ方を台湾へ。そしてこのたび日本へ出店したのは、伝統的な台湾家庭料理とシャンパンを楽しむレストラン。

「僕のフィルターを通して、異文化の中からいろいろなものをセレクトしたい。夢は、世界を台湾に、台湾を世界に紹介すること」

ジェイ・ウー
Jay Wu
（富錦樹台菜香檳フージンツリー オーナー）

 

1977年生まれ、台南出身。カナダへ留学後、24歳から4年半、東京で留学生活を送る。総合商社を経て、台北の緑豊かなエリアに富錦樹グループを設立。セレクトショップやカフェなどを展開し、新しいライフスタイルを発信。日本人の妻を持つ。

台湾料理とシャンパンやワインを楽しむ、スタイリッシュなレストラン、富錦樹台菜香檳。ジェイ・ウーが手がけた、台北で人気の店を日本で展開。台湾のボタニカルアーティストによる渾身のアートワークも必見。

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シグネチャーメニューのひとつは「花ニラとピータン 豚挽肉のピリ辛炒め」￥1,848。日本仕様にアレンジせず、原価がかかっても台湾の食材にこだわり抜いて提供する。グラスシャンパン￥1,408

※この記事に記載している価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の税込価格です。
※『フィガロジャポン』2019年12月号より抜粋