今日のプチデジュネ、デジュネ、ディネ。#05 外出自粛続きの身体を優しくケアする、滋味あふれる食卓。
Gourmet 2020.05.06
外出自粛が続き、誰もがおうちご飯を作る機会が増えているはず。
料理上手なあの人は、どんなおうちご飯を作っている? フィガロでおなじみの料理家やフードコーディネーター、フードライターたちが、とある1日のプチデジュネ(朝食)、デジュネ(昼食)、ディネ(夕食)を紹介します。今回は、フードコーディネーターでありレシピ開発も手がける廣松真理子さん。
写真・文/廣松真理子(フードコーディネーター)
petit déjeuner
時間のある朝は季節の炊き込みご飯を作ります。今日はタケノコご飯を。タケノコは下茹でをしたら煮ないで塩水に30分ほど漬けるだけ。このほうがタケノコの香りが立つのです。あとは油を抜いて細かく切った油揚げ、酒と薄口しょうゆで炊き込みます。味噌汁は出汁をとり新タマネギとシイタケ、菜の花、ワカメ。おいしい季節の野菜は積極的に取り入れたいもの。
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déjeuner
お昼は麺類でパパっと済ますことが多く、蕎麦もうどんも中華麺も好きです。今日は納豆蕎麦。常備菜をプラスすると栄養たっぷりの食事になります。今日はきんぴら、カブの葉とジャコを炒めたもの。ヒジキや白和えなどもおいしい。それぞれに味が付いているから麺つゆなしでも大丈夫。蕎麦の香りもしっかり感じられます。香味野菜をいっぱいのせて。
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dîner
夜は鶏つくね鍋。まだまだ朝晩は寒暖差があるので、朝と夜は身体を温める食事を心がけています。つくねには水切りして崩した木綿豆腐、たっぷりのショウガと長ネギのみじん切り、白胡麻、卵白と片栗粉、酒、塩。具材は何でもいいのですが、いまは新ゴボウがおすすめです。豆苗も合います。今日は新ゴボウに大好きなキノコとチンゲンサイも入れて、ポン酢、柚子胡椒でさっぱりといただきました。あれば黒七味をかけて。
フードコーディネーター。テレビCM、広告、カタログ、雑誌などでフードコーディネートおよびフードスタイリングを手がける。
www.mariko-h.com
Intagram: @mariko_hrmt
photos et texte : MARIKO HIROMATSU