家庭料理のレシピで、おいしい世界一周。 ギリシャ料理で、野菜とオリーブ油をふんだんに。
Gourmet 2020.11.16
旅に行きづらいいま、世界の料理にトライ! 料理研究家の平野由希子さんに、8国の家庭料理レシピを教えてもらいました。海と太陽の光に包まれたギリシャでは、野菜やオリーブ油、スパイス、ヨーグルトを使ったメニューが豊富。
GREECE|ギリシャ
真っ青な海と空、真っ白な家々に想いを馳せて。たっぷりのオリーブとヨーグルトソースが地中海スタイル。
野菜やピュアなオリーブをふんだんに使ったギリシャ料理はシンプルさが身上。塩気やヨーグルトの酸味、スパイシーな羊肉が、地中海の潮風を思わせてくれる。ワイン通がいま興味津々の、サントリーニ島のワインと一緒に。
縁に青いラインが入ったサタルニアのオーバルプレート「ローマ ブルーライン オーバルプレート32」¥3,630/ザッカワークス アンティークの六角青皿各¥7,150、アンティークの青い絵の大皿¥27,500/以上フィネスタルト スペインのムルシア地方のピッチャー¥1,980、ザジキを盛ったミニボウル¥1,980 、奥の青いラインの白プレート各¥2,200/以上グランピエ その他/スタイリスト私物
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焼きナスのサラダ
材料(2人分)
ナス 1本
キュウリ 1本
フェタチーズ 50g
トマト 1個
赤玉ネギ 1/6個
アンチョビ 2〜3枚
黒オリーブ 5〜6個
イタリアンパセリ 適量
-A-
オリーブ油 大さじ2
ワインビネガー 大さじ1
塩 適量
コショウ 適量
作り方
- フライパンにオリーブ油(分量外)を熱し、2㎝角に切ったナスに塩をふって炒めて、取り出す。
- 粗熱を取ったナスと、角切りにしたフェタチーズ、トマト、キュウリと、薄切りにした赤玉ネギ、粗く刻んだアンチョビとイタリアンパセリ、黒オリーブを混ぜ合わせ、Aで和える。
ザジキ
材料(作りやすい分量)
キュウリ 1本
ヨーグルト 1カップ
-A-
すりおろしニンニク 少々
クミンパウダー 小さじ1/3
ワインビネガー 小さじ1
オリーブ油 適量
ディル 適量
黒コショウ 適量
作り方
- ヨーグルトはストレーナーにキッチンペーパーを敷き、その上にヨーグルトをのせて1時間ほど置いて水切りする。キュウリは1/2本分をすりおろし、水気を軽く絞る。残りは千切りにして、塩少々をふってしんなりさせたあと、水気を絞る。
- 水切りヨーグルトに1のキュウリとAを加え混ぜる。味をみて必要なら塩(分量外)で味をととのえる。
- うつわに盛り、オリーブ油を回しかけ、ディルをちらし、黒コショウ(すべて分量外)をひく。
ギロス
材料(2〜3人分)
仔羊肉(ジンギスカン用など) 200g
トマト 1個
赤玉ネギ 1/8個
葉野菜 適量
イタリアンパセリ 適量
オリーブ油 適量
ピタパン 適量
ザジキ 適量
-A-
すりおろし玉ネギ 1/4個
すりおろしニンニク 1かけ
オリーブ油 大さじ1
クミンシード(ホール) 小さじ1
コリアンダーパウダー 小さじ1
レッドペッパー 少々
黒コショウ 少々
塩小さじ 1/2
作り方
- 仔羊肉をAで30分以上マリネする。
- フライパンにオリーブ油を熱し、1を中強火で焼く。
- 輪切りにしたトマト、薄切りにして水にさらした赤玉ネギ、葉野菜、イタリアンパセリ、ピタパンとともに盛り付ける。
- 肉にザジキをたっぷりかけ、野菜とともにピタパンで巻いて食べる。
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塩水でなく、乾燥した海の塩を使い、樽を転がしてオリーブを漬け込むのがギリシャ式。「アールノー社 ブラックオリーブギリシャ風」固形量250g ¥1,188/デドゥー
しっかりとしたコクがありながら、飲んだあとはすっきりとした切れ味の白ワイン。フェタチーズがのった塩気のあるサラダやスパイシーなギロスと合う。「アシルティコ バイ イエア」¥5,588/ Vd'Oヴァンドリーヴ
ザッカワークス
tel:03-3295-8787
www.zakkaworks.com
フィネスタルト
tel:03-5734-1178
https://finestart.co.jp
グランピエ
tel:03-3405-7269
www.granpie.com
デドゥー
tel:044-922-0901
http://dedoux.co.jp
Vd'Oヴァンドリーヴ
tel:044-299-9772
https://vinsdolive.com
*『フィガロジャポン』2020年8月号より抜粋
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photos : AKEMI KUROSAKA (STUH), stylisme : YUMI NAKATA, recettes et cuisine : YUKIKO HIRANO, collaboration : AWABEES, UTUWA