家庭料理のレシピで、おいしい世界一周。 ハーブたっぷりのラオス料理は、ビールといっしょに。
Gourmet 2020.11.16
料理研究家の平野由希子さんに教えてもらった世界の家庭料理。ミントやバジルを使ったラオス料理は、ご飯はもちろんビールにもぴったり! 自宅で旅気分を味わいたい。
LAOS|ラオス
タイ東北部、イサーンとも通ずるラオス料理。味の決め手であるカオクアから手作りして、現地の味に近づけたい。
山々に囲まれた内陸の国ラオスには、バジルやミントなどハーブを使った料理がいっぱい。ラープはその代表格。ライムを搾って、より爽やかに。おともは竹カゴ、ティップカオに詰めた餅米。のんべえには軽やかな現地のビールをどうぞ。
H.P.Eのラオスの黒タイ族の布¥2,200/月日荘 餅米入れ容器ティップカオ¥440 、グラスに差したステンレスのカトラリーセット¥220/ともにラフエイジア その他/スタイリスト私物
ラープ
材料(2人分)
豚挽き肉 150g
赤玉ネギ 1/6個
香菜 1茎
青ネギ 2本
ミントひとつかみ 1かけ
ニンニク 1かけ
ショウガ 1かけ
-カオクア-
米 20g
コブミカンの葉 1枚
レモングラスの根元 3cm
※なければ米だけでも可。
-A-
ナンプラー 大さじ1
ライムのしぼり汁 大さじ1
砂糖 小さじ1
レッドペッパー適量
- カオクアを作る。フライパンに米、軸を取って刻んだコブミカンの葉、小口切りにしたレモングラスの根元を入れて、中火で米がキツネ色になるまでじっくり炒める。5〜10分炒め、米が香ばしくなり、ハーブが乾いたら厚手の袋などに入れ、その上から麺棒などで潰す。
- 鍋に水大さじ(2分量外)を入れて煮立ったら、豚挽き肉、すりおろしたニンニクとショウガを入れて中火で炒める。豚肉の色が変わり水気が鍋の底に大さじ1〜2程度溜まっている状態になったら、1のカオクアを加え混ぜる 。
- Aを加え、薄切りにした赤玉ネギ、粗みじん切りにした香菜、小口切りにした青ネギ、粗みじん切りにしたミントを加え混ぜる。うつわに盛り、飾り用のミント(分量外)をのせる。
※カオクアは冷蔵で約2週間、冷凍で約2カ月保存ができるので、まとめて作っておくと便利。使用の際は、炒り直すと香ばしくなる。
原材料に米を使うことで、ほのかに甘味のある飲みやすい味に。「ビアラオ ラガー」330ml ¥300(編集部調べ)/寮都産業
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*『フィガロジャポン』2020年8月号より抜粋
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photos : AKEMI KUROSAKA (STUH), stylisme : YUMI NAKATA, recettes et cuisine : YUKIKO HIRANO, collaboration : AWABEES, UTUWA