沖縄の黒糖を使った、国産ラムはどんな味?

Gourmet 2021.08.04

沖縄の酒造所、瑞穂酒造は、170年にわたり積み重ねてきた泡盛づくりの技術を再構築し、沖縄のサトウキビを主原料としたラム酒を作るプロジェクトチーム「ONERUM(ワンラム)」を主宰。その第1弾として、伊平屋島(いへやじま)の黒糖を使用したラム「IHEYA ISLAND RUM(イヘヤ アイランドラム)」を開発。初回800本限定で製造し、いよいよ全国に向けて発売開始。

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ボトルラベルのデザインとアートディレクションはBOOTLEG、イラストは千海博美が手がけた。伊平屋島の黒糖のアルコール発酵には、沖縄県本部町の桜の花から分離したさくら酵母を使用。アルコール分40%。イヘヤ アイランドラム 500㎖¥3,300(800本限定)

ワンラムの取り組みのひとつであるシングルアイランドシリーズでは、沖縄の離島8島でつくられている黒糖を使用し、各島の風土や生産方法の違いから生まれる黒糖の個性を引き出したラムを開発。第1弾のイヘヤ アイランドラムは、1本(内容量500㎖)あたり、伊平屋島産の黒糖を贅沢に約700g(※1)も使用している。気になる味わいは、バタークッキーのような焼き菓子系のニュアンスに、南の島を想起させるココナッツのミルキーでやさしい風味。それに加えて、ほのかな塩味、スパイシーな余韻も感じさせる。

一般的なホワイトラムは、カクテルのベースとして使用されることが多いが、イヘヤ アイランドラムは、その芳醇さから、ストレートやロック、ソーダ割りにして、ラム酒の味わいをダイレクトに楽しみたい。また、ひと手間加えて、パイナップルなど南国産フルーツと一緒にソーダで割ったフルーツハイボール、お好みのコーラで割るキューバリブレ(ラムコーク)など、手軽でおいしいカクテルにするのもおすすめ。

伊平屋島には、天岩戸伝説(※2)の日本最南端の地「クマヤ洞窟」があり、その神秘的な空間の眼下にはエメラルドグリーンの美しい海が広がる。そのイメージをラベルに落とし込んだボトルのデザインもおしゃれなので、ギフトにも喜ばれそう。家族やパートナーとの夏の家飲みにも、もちろんぴったりだ。

※1:黒糖1kgあたりのアルコール収得量の平均値などから算出した数量。
※2:太陽の神、天照大御神が洞窟に隠れてしまい、世界が暗闇に包まれたという日本各地に残る伝説。

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伊平屋島は沖縄本島から北へ41km。本島の今帰仁村の運天港からフェリーで約1時間20分の場所に位置する。人口1134名の小さな島ではあるが、息を飲むほど美しい海に囲まれ、日本の神話が息づいている。

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伊平屋島の約7割は標高200~300mの山地。美しい自然の恵みから生まれたラム酒は、間違いなく絶品のはず。

●問い合わせ先:
瑞穂酒造
tel : 098-885-0121

text: Natsuko Kadokura

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