KRUG 坂本龍一が紡ぐ、最高峰シャンパーニュの調べ。
Gourmet 2022.11.18
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坂本龍一が、クリュッグにおける2008年というヴィンテージを表現した、3楽章からなる組曲を完成させた。シンフォニーにもたとえられるクリュッグの奥深い味わいが、音楽とマリアージュ。ブドウと音楽が奏でる、新たなシャンパーニュの世界へ誘われて――。
©BEN & MARIA
クリュッグエコーでは過去に、千住明、古澤巖ら偉大な音楽家とコラボレーションを果たした。2022年現在販売するのは、「クリュッグ グランド・キュヴェ 170エディション」750ml ¥40,150
1843年の創業以来、芳醇かつ繊細な味わいで熱狂的ファンが多いシャンパーニュ、それがクリュッグだ。初代当主ヨーゼフ・クリュッグの「気候に左右されることなく、毎年最高のシャンパーニュを造る」という理念をいまも大切に守り、唯一無二の味を生み出す。ブレンディングの妙味による複雑な味は“至高のシャンパーニュ”〟とも称される。6代目のオリヴィエ・クリュッグが当主となってからは、音楽とシャンパーニュのペアリングプロジェクト「KRUG ECHOES(クリュッグエコー)」をリリースするなど、音楽との縁が深いメゾンとしても知られる。
2022年9月、「クリュッグエコー」から誕生した“音楽とシャンパーニュの新しい旅”を楽しめる楽曲が「Suite for Krug in 2008」だ。世界的音楽家の坂本龍一がクリュッグのために作曲した3楽章からなる組曲で、08年収穫のブドウで造られた3種のシャンパーニュを音楽に“翻訳”したもの。
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第1楽章は単一区画のシャルドネのみで造られる「クリュッグ クロ・デュ・メニル 2008」の純粋さを表現した独奏曲。単一品種で造られるシャンパーニュをソリストに見立て、ピアノソロと自然の音で構成した。第2楽章とペアになるのは奇跡の年、08年ヴィンテージの物語を伝える「クリュッグ 2008」だ。バイオリンやチェロの小さなアンサンブルで仕立てられた。第3楽章は「クリュッグ グランド・キュヴェ 164エディション」を表したオーケストラ。08年収穫のブドウを中心に、11の異なる年から選ばれた127種のワインが調和するシャンパーニュには、インストルメンタルと電子的な音楽による複数のサウンドからハーモニーを探し求めたという。
プロジェクトは19年末に始動し、完成まで約2年かかった。その間、坂本は3種のシャンパーニュと“対話”しながら音を探した。
シャンパーニュの風味とアロマを“音”として楽譜に書き込む。最高醸造責任者のジュリー・カヴィルがオーケストラの指揮者のようにシャンパーニュ造りをすることも興味深かったという
坂本は自身のチームをメゾンに送り、シャンパーニュ造りの工程から熟成庫の静けさまで“クリュッグの音”をすべて録音して作曲に臨んだ。自然音を生かす教授らしいエピソード。『Suite for Krug in 2008』は公式サイトにて視聴可。
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坂本はクリュッグとのコラボレーションの理由をこう語る。
「音楽は、人々を結びつけることができると常に信じてきました。クリュッグは、音楽の普遍的な力を理解してくれています。今回のプロジェクトにあたり、最高醸造責任者のジュリー・カヴィルとはオンラインでミーティングを重ねました。そしてメゾンが特別なレシピを持たず、自由な発想でシャンパーニュ造りが行われていることを知り、自分の作曲スタイルとの共通項を見いだしました」
坂本の音楽は独自の美しい旋律が心に新たな感情を呼び起こし、クリュッグの深い味わいは優雅な余韻までも心に残す。両者が奏でるハーモニーは、シャンパーニュの新たな楽しみを教えてくれる。
坂本龍一
Ryuichi Sakamoto
音楽家、プロデューサー、アクティビストとして多方面で活躍。映画『戦場のメリークリスマス』(1983年)で英国アカデミー賞、『ラストエンペラー』(87年)で米国アカデミーオリジナル音楽作曲賞など多数受賞。革新的な音を追求する姿勢が世界的評価を得ている。90年よりニューヨーク在住。自身もクリュッグラヴァー。
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