Maison Mumm 挑戦を続けるマドモアゼル・ユリアがマム グラン コルドンで祝う。

Gourmet 2022.12.09

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シャンパーニュ造りにおいて195年の歴史を誇るメゾン マムは、創業当初より一人ひとりの躍進に寄り添い、祝福の場をともにしてきた。今回「フィガロジャポン」はマム ラウンジという特別な祝いのレストランを提案。全3回の短期連載でゲストはレストランを訪れ、自らの人生における躍進をメゾン マムと特別な一皿で祝う。第2回はDJ、着物スタイリストのマドモアゼル・ユリアさん。

自らの躍進を祝いに、マム ラウンジへ。

音楽もファッションもカルチャーとして取り入れる。

DJとして世界中でプレイするマドモアゼル・ユリアさん。音楽を始めたきっかけは中学の部活で入った軽音楽部だったという。「中高一貫の女子校でずっとバンドをやっていたんです。1970年代のパンクとか電子音楽が好きで。イギリスではクラッシュを始めとするパンクミュージック、日本ではプラスチックスといった不思議な感じの音が好きでしたね」

音楽に夢中だったユリアさんは2008年にメジャーデビューへの切符を手に入れる。「渋谷や原宿界隈で行われていたイベントでDJを回していたんですが、たまたまレコード会社の方から声をかけていただいて。当時ミックスCDというのがブームで、ふだんDJでかけている曲を1時間のミックス盤として作ってみないかというお話をいただきました。いまはストリーミングの時代ですからちょっと考えられないことですけど、このCDを出したことでいろいろな方が聴いてくれて、DJの活動の幅が一気に広がったんです。東京から地方へ、そして海外でもたくさんプレイしました。ヨーロッパやアメリカはもちろん、東南アジアから北欧と場所によってお客さんの反応も異なるので、その都度選曲を変え、アレンジを繰り返します。旅をしながら学んでいった感じですね」

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音楽とファッションは、大好きだったロンドンのカルチャーを体現するものとして切り離せない存在だったと語るユリアさん。
シャツ¥94,600、スカート¥61,600/ともにタナカ ダイスケ イヤリング¥116,600/ロジェ ヴィヴィエ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

音楽もさることながら、そのファッションセンスもユリアさんの世界観を形成する大きな要素だ。「自分の中では音楽もファッションも別のものとは考えていません。どちらもカルチャーとして捉えています。映画が総合芸術であるのと同じで、私の中では分かち難く結びついているものです」。実家では、父と祖母が美容師で、母は着付け師という環境で育った。「着物は最初、まったく興味がなかったんです。バンドをやっていた頃はとにかくロンドンのカルチャーやファッションに憧れていましたから」

DJとして世界中を駆け回る中で、海外の人の方が日本文化を知っている、と感じる場面に度々出くわした。「私は着物を着ることはできるけれど、それにまつわる知識がほとんどなかったんです。それで30歳を迎えるにあたって、きちんと日本文化を勉強したいと思い、大学に入学することにしました」。京都芸術大学では「和の伝統文化」というコースを専攻した。「日本の文化ってすべてが繋がっていますよね。着物のことをもっと知りたいと思ったらお茶や香道、日本舞踊のことをわかっていないと楽しめない。大学では一流の講師による実践的な授業も多く、たくさんのことを学びました」

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DJとして世界中でプレイするユリアさん。その土地や観客の雰囲気に応じて選曲を変え、場を盛り上げるのが醍醐味。Photo by Momo Angela

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DJも着物も“場を読む”感性が必要。

大学の卒論のテーマに選んだのは「明治時代の歌舞伎」だ。「歌舞伎は日本の総合芸術。時代の気分を反映しています。明治という時代は江戸から近代に移行するタイミングで文化が大きく変わった時代。歌舞伎もこの時代、大きく変化しましたが、当時作られた演目で、いまは消えてしまった演目もたくさんあります。そんな時代の変わり目に花開いた文化に興味があるんです。現代は時代の変革期であると感じているので、明治という時代にはとても興味があります」

大学で総合的に日本文化を学び直したユリアさんは、18年から着物のスタイリングの仕事を始めることに。「とあるファッションブランドから声をかけていただいたのがきっかけです。大正時代の洋館で当時の雰囲気を再現したイベントをするため、着物のスタイリングをやってほしいというオファーでした。実際にやってみたらとても楽しくて、そこからどんどん着物への深掘りが始まりました」。ユリアさんのスタイリングは業界で評判となり、イギリスのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された『Kimono』展ではキャンペーンビジュアルのスタイリングを担当した。「V&A博物館はロンドンで大好きな場所のひとつでしたから、このお仕事はうれしかったですね。着物をトルソに着せて帯や小物とともにトータルコーディネートで展示するなど、本格的な展覧会でした」

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大学で学んだ日本文化についての知識や体験が、現在の着物の仕事に役立っているという。

外国の人に向けて着物を紹介する機会を得たユリアさん。その魅力をどのように捉えているのだろうか。「着物の魅力は、世界の調和を知ることだと思います。着物を着るという行為は、どんな場所でどんな立場で参加するのか、さらには季節にふさわしい装いなどその場の空気を考えること。とても日本的ですが、私にはしっくりきたんです。DJする時も、自分の好きな曲だけをかけていてはダメで、その場の空気を読んでプレイする。音楽活動においても常にそういうことを心がけてきたので、調和を重んじる着物の考え方が自然に感じられたんです」

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東京で定期的に開催している着付け教室では、ユリアさんがスタイリングした着物を実際に生徒に着てもらっている。

現在は着付け教室を開催し、着物の楽しさを若い人に伝えているユリアさん。この日マム ラウンジでは、メゾン マムを代表するシャンパーニュ「マム グラン コルドン」とともに、フレンチの名店「ル スプートニク」の料理が供された。フォアグラの周りにビーツのチップスでバラの花びらをかたどった、髙橋雄二郎シェフのシグネチャー料理だ。「ビーツの甘味とフォアグラのコクをドライなシャンパーニュが引き締めています。料理に使われている花の香りとマムのフルーティな香りのマリアージュも楽しいですね」とユリアさん。さまざまな食感と香りがハーモニーを奏でる見目麗しい料理とシャンパーニュの出合いは、華やかなユリアさんが、自らの躍進を祝福するにふさわしい場となった。

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ピューレ状にしたビーツを薄いチップスに焼き上げ、ビーツのパウダーを纏わせた繊細な料理に、「マム グラン コルドン」を合わせて。

調和の中でどれだけ自分の個性を出せるかを考えるのが楽しいと語るユリアさんにとって「躍進」とはどんな意味を持つのだろうか。「私は基本的に好奇心だけで生きているところがあって、音楽もファッションも着物もすべては興味から繋がって仕事になっています。ハードルが高いと思うことでも、やってみた方がレベルアップする。難しそうに感じることでも、とりあえずチャレンジしてみれば、その先に躍進があると思っています」

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「リピートしてくださるお客様には毎回新しい料理をお出ししています」とシェフ。ビーツのチップスをバラの花びらに見立てて成形したのは、パリパリとした軽い食感を保つため。バラとハイビスカスの香りを纏ったフォアグラと、芳醇なシャンパーニュの香りが五感を心地よく刺激する。

MADEMOISELLE YULIA
10代からDJ兼シンガーとして活動を始め、東京を拠点にDJ、着物のスタイリング、コラム執筆、モデル等の活動を行う。2008年に現ユニバーサルミュージックよりデビュー。20年には京都芸術大学を卒業すると同時に着物のスタイリングの仕事を始める。同年イギリスのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された『Kimono: Kyoto to Catwalk』においてキャンペーンビジュアルのスタイリングを担当。以降、ファッション誌やファッションブランドのプロジェクトでも着物のスタイリングを手がけるほか、多数のメディアにて連載を執筆中。
YouTubeチャンネル「ゆりあときもの
オフィシャル ウェブ サイト https://yulia.tokyo

Mumm Lounge
特設サイトへ

●撮影協力:
le sputnik
東京都港区六本木7-9-9
リッモーネ六本木1F
tel:03-6434-7080
営)12:00〜13:00L.O.(ランチは水・土・日のみ、12/24、25を除く)、18:00〜20:30L.O.
休)月
https://le-sputnik.jp
●問い合わせ先:
ペルノ・リカール・ジャパン
tel:03-5802-2671

※お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量で。

タナカ ダイスケ
https://tanakadaisuke.jp

ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン
0120-957-940(フリーダイヤル)

 

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photography: Ryutaro Hori text: Junko Kubodera styling: Kazuhide Umeda hair & makeup: Yousuke Toyoda(Rooster)

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