シングルモルトの隠れた秘宝「ロングモーン 18年」「ロングモーン 22年」が登場。
Gourmet 2024.02.09
イベントで披露された「ロングモーン 18年」(左)と「ロングモーン 22年」(右)。
スペイサイド・シングルモルトウイスキー「ロングモーン」が、新たな味わいとパッケージに生まれ変わり、「ロングモーン18年」と「ロングモーン 22年」として2月5日から数量限定発売。これを記念して東京ステーションホテルにてイベントが開催された。
スペイサイドといえば、スコットランドにおけるウイスキー産地のメインともいえる地域。今回は、その中でも18年以上の長期熟成された「シークレットスペイサイド」コレクションの一つである「ロングモーン」の新たな歴史を開けるラインナップとなる。
トークショーで蒸留所について語る写真家の加藤秀(かとうしゅう)氏。
今回のイベントでは、100箇所以上のスコッチウイスキーの蒸留所を訪れてきた写真家の加藤秀氏のトークショーが行われ、蒸留所に残る廃線になった鉄道の風景写真と共に、産業革命とスコッチウイスキーの密接な関係を語った。今回新たにデザインされたブランドロゴに鉄道が採用されたのも、産業革命で発展した鉄道がウイスキーの原料の運搬に大いに活躍した歴史から来ている。創業者ジョン・ダフによって、20世紀初頭のアールデコ様式に建設された鉄道のデザインの採用は、「ロングモーン」が伝統を守りつつ、新たな時代に込めた思いを垣間見ることができる。
トレードマークの鉄道を模した食事会。
キャプション:駅員に扮したスタッフに切符に切れ込みを入れてもらってイベント会場に入場する懐かしい鉄道スタイル。
今回の限定イベントは「ロングモーン」ブランドのロゴにもなっている鉄道の世界観に合わせた演出が盛りだくさん。駅員に扮したスタッフがチケットに切れ込みを入れて会場内に案内されると、食堂車のような豪華な空間が広がる。この日のために東京ステーションホテル総料理長が監修したペアリングフードを堪能すれば、まさにラグジュアリーな鉄道の旅を彷彿とさせる。
「ロングモーン18年」「ロングモーン22年」共に、スペイサイドらしい繊細だがバランスをとれた味わいは、これまでウイスキーが苦手だった人でも楽しめる逸品だ。ストレートやオン・ザ・ロックの飲み方がお勧めだが、ウイスキーサワーで試してみるのも良い。数量限定であるため、この機会に一度シングルモルトの隠れた秘宝を味わってほしい。
キャプション:スペイサイドらしさが表現された「ロングモーン 18年」700ml ¥37,125/ロングモーン(ペルノ・リカール・ジャパン)。キャラメルがけのリンゴやハニーケーキ、バタースコッチの華やかだが優しい香りと、カスタード、ココナッツケーキの蜂蜜とミルクチョコレートの絶妙な甘味と余韻が残る。
キャプション:22年以上の熟成を経たクラシックスタイル「ロングモーン 22年」700ml ¥59,400/ロングモーン(ペルノ・リカール・ジャパン)。マダガスカル産の高級バニラとヘーゼルナッツのクリーミーさ、レモンシャーベットのフルーティーな香りが驚くほどに絡み合い、ドライフルーツやナッツの入ったフィレンツェ風のビスケットが幾度も重なった口当たりの良いまろやかな甘さが余韻へとつながっていく。
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
tel:03-5802-2671
www.pernod-ricard-japan.com/brands/domestic/whisky/longmorn/