行きつけのワインショップ、教えます! イタリアのワインとデリ、食材ならクチーナフェリーチェへ。
Gourmet 2024.05.10
フィガロワインクラブのフレンズが足繁く通う、とっておきのワインショップをご紹介。今晩の食卓から週末のパーティ、手土産にぴったりなワインを探すならここだ!
郷土料理とワインに癒される「イタリアの家」。|クチーナフェリーチェ|松陰神社前
世田谷線松陰神社前駅から徒歩4分、商店街を抜けた世田谷通り沿いに「クチーナフェリーチェ」が見えてくる。尾崎智泰さん、喜子さん夫妻の営むイタリアワインとデリカテッセン、イタリア食材の店だ。
店舗に入ると、右側には冷蔵のショーケースが鎮座。フィレンツェで料理を修行した喜子さんの手がけるトスカーナ州名物のトリッパをはじめ、オリジナルの肉料理やニョッキ、冬には豆料理などのデリ、またスライサーで極薄に仕上げる生ハムなどを購入できる。対面の棚にはパスタやトマトペースト、オリーブなどのイタリア食材が。「料理人のフィルターを通した、自分でも使う本当に好きな食材を置いています」と喜子さん。
オープンキッチンの向かいの通路から、ワインのコーナーが始まる。イタリア各地のワインは、ヴィンテージ違いのボトルも含め常時約1000種類ほど取り揃えている。価格帯も1300円ほどの手に取りやすいものから、バローロやブルネッロ・ディ・モンタルチーノのヴィンテージボトルまで幅広くラインナップ。ワイン初心者もイタリアワイン愛好家も楽しめること間違いなし。
「イタリアのワイン生産者は、認証あり、なしに関わらず自然派の造り手が多く、結果そうしたワインを多く取り扱っているかもしれません」とワイン担当の智泰さん。外食産業に携わった経験も長く、ワインは必ず試飲しておいしいと思ったものだけを取り扱うようにしているが、「結局自分が好きだと思うワインや食材が、いちばん売れている気がします」と語る。購入できる料理や食材に合わせるワインペアリングの相談も楽しい、「イタリアの家」がここにある。
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店主が思う、「ウチの店らしい」ワイン!
バローロ、バルバレスコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、キャンティ・クラッシコ......。惹かれる生産者のワインはヴィンテージ違いで揃っているのが、長居してしまう理由のひとつ。紹介してくれたのは名門カナリッキオ・ディ・ソープラの手がけたブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。「2015年は暑い年で物凄いポテンシャルのあるワイン。飲み頃はもう少し先かもしれませんが、間違いなくエレガントな味わいです」
土着品種を探すのもイタリアワインのおもしろさ。こちらはロンバルディア州ガルダ湖のほとりでトレッビアーノ・ディ・ルガーナ品種100%で造られた白ワインだ。「白い花やアロマティックなハーブの香り、酸味もミネラル感もしっかりした味わいです。ほかにもシチリアやフリウリで育つ個性的な品種も扱っています。好みのワインをぜひ見つけてみてください」
クチーナフェリーチェ
東京都世田谷区世田谷4-5-2
tel: 03-3439-7111
営)11時〜21時
休)月、火 ※ほか不定休あり
Instagram: @cucinafelice_setagaya