ワイン好きが通う、ペアリングも楽しい名店 銀座ビューと美しいグラスに酔いしれる、大人のバーでワインを。

Gourmet 2024.06.28

フィガロワインクラブのフレンズが推薦するレストラン、ビストロ、ワインバーをご紹介! グルメ担当まりモグが案内するのは、フランスの老舗クリスタルメゾンと3ツ星シェフがコラボレーションした銀座のバー。


サンルイのクリスタルグラスでシャンパーニュを飲む極上時間。
|ST LOUIS BAR by KEI (サンルイ・バー・バイ・ケイ)|銀座

銀座でいま最も旬なビルが、7丁目に誕生した虎屋銀座ビル。出来たての和菓子を提供するトラヤ ギンザをはじめ、アラカルトスタイルが楽しい3ツ星シェフの小林圭×和菓子屋とらやのレストラン、ESPRIT C. KEI GINZA(エスプリ・セー・ケイ・ギンザ)といった話題店が入る。このビルの最上階、12階に位置するのがサンルイ・バー・バイ・ケイだ。

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エレベーターで12階に降りると、黒をベースにしたシックな空間が広がる。

店名のとおりこちらは、サンルイと小林圭シェフによるバー。サンルイといえば1586年創業のフランスを代表するクリスタルメゾンで、サヴォワールフェールを感じる美しいテーブルウェアやオブジェで知られる。この店では、サンルイのグラスでワインやカクテルを供するだけではなく、同じくサンルイのシャンデリアやランプで店内を照らす。

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グラスシャンパーニュは、ボランジェなど常時3~4種類ほどを用意。1杯¥3,600~

店を訪れたらまずいただきたいのが、シャンパーニュ。美しく、重厚感のあるサンルイのフルートグラスで飲むと自然と背筋がピン!とするから不思議。ワインは、約780種・4500本、ハーフボトルも50種揃うので、グラスとのペアリングを楽しむのもおすすめ。

カクテル派の人にはぜひオリジナルドリンクを。サンルイのカクテルとして「マンハッタン」や「グリーンライト」などが、シグネチャーカクテルとして江戸時代からある焼酎とみりんを使った和のカクテル"本直し"を現代風にアレンジした「エドマエ・サワー」、玉露や抹茶を使った「スキヤ」など、和が香るメニューもラインナップ。

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サンルイカクテルは¥2,200~、シグネチャーカクテルは¥2,400~

おつまみは、「ハムとサラミの盛り合わせ」「フレーバーミックスナッツ」といったバー定番のものから、「最中 キャビア 毛カニ グリビッシュ」「七谷地鶏もも肉 クリスピーフリット チミチュリソース」など、すぐ下の階がエスプリ・セー・ケイ・ギンザなだけに、レストラン仕込みの本格的なものまで幅広い。(最も惹かれたのはシェフズカレー......)

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サンルイのシャンデリアが印象的な半個室(利用料¥11,000)も。

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12階のテラス席のほか、そこからさらに階段を上がると、ルーフトップ席もある。

さらに特筆すべきはこちらのテラス。プラントハンター西畠清順による庭が圧巻! サンルイのランプに照らされた庭から、ワインを飲みつつ銀座の夜景を眺めるひと時はまさに至福。バーの街・銀座で、唯一無二の輝きを放つ新星、ぜひ目撃あれ。

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サンルイ・バー・バイ・ケイ
東京都中央区銀座7-8-17虎屋銀座ビル12F
tel:03-6274-6612
営)17:30~23:00 L.O.(食事は22:30 L.O.)
休)日、月
www.maisonkei.jp/st-louisbar

まりモグ フィガロジャポン編集部グルメ担当。幼少期から北京を拠点にアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで、さまざまな現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの"香港迷"。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。ワイン好きが高じて、2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。

text: madame FIGARO japon

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