最近、気になる陶磁器ブランドの挑戦。
老舗ウェッジウッドは250年を迎えて......。

1759年5月1日――。この日は、知らない人はいないイギリスの名窯、ウェッジウッドが誕生した日。

今年は創業250年を迎えて、続々と新作が登場するという。ウェッジウッドならではの歴史に基づいた格式を感じさせるものから、一人暮らしの部屋にだって似合うようなモダンなもの楽しいものまで。最近、気になる食器の話題。ウェッジウッドもぜひ、チェックしておこう！

まずは、受注制の「アストバリー ブラック」限定プレミアムセット。ディナーセットは41ピースで８１９万円、２セットのみ。ティーセットは23ピースで３９９万円、５セットのみ。驚きの価格だけれど、創業者ジョサイア・ウェッジウッドがサラと結婚した地名を冠したアストバリー ブラックは、ゴールドを贅沢に使い、８回もの焼成を重ねて完成させるもの。触ってみると、職人たちの手によって施されたゴールドの盛り上がりが実感できる。乳白色をしたファイン ボーン チャイナは堅牢。ロイヤルワラント入りのプレートの付いた、ハンドメイドの本革特製ケース入り。次の世代へとバトンタッチしていけば、家族のヒストリーを伝える大事な語り部になってくれるはず。

一方、ポップでユニークな限定品は、ロンドンやパリで注目を集めているアーティスト、ウィル・ブルームとのコラボレーション。昨年末、パリのコレットで披露され、話題をさらったという。子どもの落書きみたいな楽しいテーブルウェアは、眺めているだけで笑顔に。

3月18日発売予定のバーバラ・バリーのミュージカル チェア ティーカップ＆ソーサー、各\10,500

インテリアデザイナーのバーバラ・バリーとコラボレーションした、バーバラ・バリーコレクションも新作として登場。彼女は、NYのブルックス・ブラザーズやロンドンのサヴォイ・ホテルのインテリアを手がけるなど、ロスを中心に活躍中。今回のコレクションは３シリーズあり、なかでも、「ミュージカル チェア」シリーズは、白地のファイン ボーンチャイナに黒い椅子のシルエットの対比がきりりとモダンだ。

たとえば、ウィル・ブルームは朝食に、バーバラ・バリーはティータイムやディナーに。テーブルのニューフェイスたちは、昨日よりもっとハッピーな気分をもたらしてくれそう。

●問い合わせ先：ウェッジウッド コンスマーサービス tel 03・5458・5684　
www.wedgwood.jp