ミシュラン監修の鮨を、屋形船クルーズで堪能!
Gourmet 2025.07.04
「鮨 おりがみ」は8席のカウンターからなる屋形船(最大12名まで)。約10メートルのL字型カウンターは、香り高いひのきの無垢材を使用している。
東京湾を走る屋形船の常識を覆す、新たな鮨体験。
天王洲アイルにある船着場から黒い屋形船に乗り込むと、そこはまさに老舗の鮨屋といった雰囲気。畳敷きの空間に、ひのきの無垢材を使ったカウンターが広がる。
上:外観は黒いシックな屋形船。提灯などはない。 下:清潔感のあるカウンター。貸切も可能だ。
靴を脱いで席に着くと、窓の向こうにキラキラと輝く川面と東京湾沿いの景色が目に入る。ゆっくりと船が進みだすと、レインボーブリッジ、東京タワー、浜離宮庭園、勝鬨橋、スカイツリーといった東京のランドマークが次々に現れる。
そしてこの空間で提供されるのは、ミシュラン1ツ星を獲得している銀座の名店、鮨 むらやまが監修した極上のコース料理だ。
創業80年を誇る豊洲の仲卸、石司から仕入れる天然生本マグロをはじめ、江⼾前の新鮮な⿂介を使⽤した旬のつまみや握りで構成。厳選された素材と職⼈技が織りなす料理の数々が、船上での特別な時間を彩る。
コース中盤で登場する中トロ。舌の上で赤身がとろけていく。
左:シグネチャーの蒸し鮑は、丁寧な⽕⼊れで旨味を凝縮した逸品。肝のソースをつけてもおいしい。 右:コハダは酢につけて3日間ほど置き、味をなじませる。お酢や醤油はすべて自家製。
左:2種類のウニを使った軍艦。とろける旨味と磯の香りが重なった逸品。 右:ほのかな甘みを感じる車海老。
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東京湾の絶景と一体になる、贅沢な「動く鮨屋」。
東京の街の明かりが少しずつ灯る様子を、鮨を味わいながら眺められる。
昼の便では、きらめく水面とともに東京の新しい顔を。夜の便では、イルミネーションに輝く大都市の姿を眺めながら味わうことのできる、贅沢な「動く鮨屋」。
日常の喧騒から離れ、静かに東京を愛でたい人も、特別な人とスペシャルな時間を過ごしたい人にも、素晴らしい体験を提供してくれる。風景も鮨も、その瞬間にしか出合えないものとして、記憶に刻まれるだろう。
カウンター越しに見えるレインボーブリッジ。
営)11:30出航〜14:00帰着、17:30出航〜20:00帰着
不定休
料)¥27,500(昼)、¥41,800(夜)※乗船チャージ¥5,500+サービス料10%が別途必要
https://www.origami-yakata.com
@origami_yakatabune
text: Pen編集部