天ぷらの神様のもとで修行。新進気鋭「天ぷら あらたみかわ」へ。【虎ノ門/フィガロ東京レストラン】
Gourmet 2025.08.21
天ぷら あらたみかわ
[ 虎ノ門 ]
左上:車エビは、最初は塩で、次は天つゆと味変を楽しむのも一興。右上アナゴは高温でカリッと香ばしく揚げ切り、客の目の前でカット。その音と香りもごちそう。車エビは、最初は塩で、次は天つゆと味変を楽しむのも一興。下:アナゴは高温でカリッと香ばしく揚げ切り、客の目の前でカット。その音と香りもごちそう。
"天ぷらの神様"のもとで学んだ、気鋭料理人の独立店。
名店、てんぷら みかわ 是山居で12年。その技を学んだ気鋭の天ぷら職人、小川比佐男。「目の前の仕事を真摯にやり遂げることが大切」との師匠・早乙女哲哉からの教えを胸に日々鍛錬。昨夏、虎ノ門に構えた同店では店名に恥じぬおいしさで食通らの舌を魅了している。甘味を引き出したエビは中心部をややレアに、ふわっとした食感と香ばしさを狙うキスは180℃以上の高温を保ちつつ、ギリギリまで揚げ切る等々。素材に合わせた揚げ加減も絶妙だ。白木ではなくえんじ色のカウンターにアンティーク家具でまとめた店内は不思議と寛げる雰囲気。
料理はすべて、12品と締めの天丼もしくは天茶が供される¥17,600のコースから。写真は天だねの一例。東京湾のキス、天草の車エビ、琵琶湖の稚アユなど。
車エビの頭は180~220℃の高温でカラリと香ばしく揚げる。
小川店主は26歳でみかわの門戸を叩き、12年間みっちり修業。早乙女師匠から"免許皆伝"の証書を拝領した実力を持つ。大正モダン感じる店内は、店主がコツコツ集めてきた伊勢型紙が映える。
東京都港区西新橋2-15-6 FACE虎ノ門2F
03-6910-2023
営)12:00~、18:00~19:30L.O. ※昼は一斉スタート
不定休
要予約
@arata_mikawa
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*「フィガロジャポン」2025年7月号より抜粋
photography: Daisuke Yamada text: Keiko Moriwaki