新宿「食堂わた」で、おいしいお酒と締めの土鍋ご飯に心掴まれる。【新宿御苑前/フィガロ東京レストラン】

Gourmet 2025.08.22

食堂わた
[ 新宿御苑前 ]

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「ニラのお浸し」¥850。出汁に塩と薄口醤油を、さらに少量の割下を加えて味の輪郭をはっきりと。すりゴマと大分のブランド卵、蘭王を絡めて。

気鋭の料理人が創る美食空間。

ミシュラン2ツ星の日本料理店で修業を積み、赤坂おぎ乃の立ち上げから働いた店主は、29歳ながら抜群の安定感。独立前から自身の店を開くなら居酒屋と決め、少しずつ集めた織部焼や信楽焼、瀬戸焼に盛りつけられた料理は端正で、味は上品。昼は定食、夜はアラカルトのみで黒はんぺんフライなど遊び心をしのばせた料理も。土鍋で炊くご飯は締めにぜひ。真っ当で柔軟な感覚、華道で養った美的センスに大器の予感。

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「フルーツ白和え」¥900。写真はイチゴとキンカン。マスカルポーネを加えてやや甘めに仕上げる。とろりとした白和えとフレッシュな果物のコンビネーションを堪能。

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「黒はんぺんフライ」¥900。イワシの内臓ごとすり身にするため黒みがかった色味に。マヨネーズとケチャップを合わせたオーロラソースで味変を楽しむのもおすすめ。

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左:稀少な銘柄の取り扱いも。「磯自慢 秘蔵 寒造り 純米大吟醸40 秋津 古家AAA」四合瓶(時価)。飲み口はインパクトがあるが、香りは穏やかなものを中心に。 右:「喜久酔 特別純米」1合¥1,300。店主が生まれ育った静岡県の銘酒。これぞ食中酒の見本ともいえるほどカドのない飲み口。刺し身から揚げ物までどんな料理にも合うオールラウンダー。

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オープンキッチンのカウンターのほかに最大10名まで着席可能なテーブル席も。

Shokudou Wata
東京都新宿区新宿1-19-11
03-6822-7907
営)17:30~22:00L.O.(月、木)、11:00~14:00L.O.、17:30~22:00L.O.(火、水、金、土) ※食材が終わり次第終了
休)日
夜は要予約
@wata_ru.sakurai

★GoogleMap

*「フィガロジャポン」2025年7月号より抜粋

●掲載している料理や商品の価格は、標準税率10%の消費税を含んだ価格です。取材時から価格が変わる可能性があります。
●店によって、別途サービス料等がかかる場合があります。
●掲載店の営業時間や定休日、掲載している料理は、変更になる可能性があります。特に年末年始の営業日·時間など、最新情報は各店舗にお問い合わせ、もしくはインスタグラム等を参照してください。

photography: Yu Nakaniwa text: Keiko Kodera

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