「ふたつの素材だけで作る日本発のチーズケーキ!」フランスでも大ブームのレシピとは?

Gourmet 2026.02.01

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ふたつの材料だけで作れるおやつとして話題の「日本のチーズケーキ」が、SNSを賑わせている。その評判の実際のところを確かめてみよう。

@jericafeasts Had to try the viral 2 ingredient Japanese cheesecake cake. 2 ingredients: 1. Tub of Siggis Greek yogurt t 2. Biscoff cookies Left in fridge overnight! Actually so yum - the layered mix between thick yogurt and sweet crumbly crackers >> #viraljapanesehack #japancheesecake #japanyogurtcake #japangreekyogurt #greekyogurtbiscoff ♬ original sound - sped up 2000's audios

SNSを席巻しているのは、世界中で数百万回再生されている、その名も「日本のチーズケーキ」と呼ばれる一風変わったチーズケーキだ。しかしこの呼び名は、1990年代に日本のパティシエ、クズノ・トモタロウ氏が生み出した、ふっくらと軽やかなチーズケーキとは似ても似つかないレシピであることを考えると、少々紛らわしい呼び名だ。実際に広まっているのは、フード系インフルエンサーや一般人がこぞって作っている、ギリシャヨーグルトとビスケットだけを使った簡単なおやつ。作り方はいたってシンプルで、ヨーグルトの容器にビスケットを差し込み、全体をラップで覆ったら、あとは4時間待つだけ。時間が仕上げてくれるというわけだ。何千人もの人から支持を集めているこのデザートを、実際に試し、その評判のほどを確かめてみた。


評価はまずまず

近所のスーパーの焼き菓子売り場に足を運ぶと、チョコレート系、バターたっぷりのもの、フルーツ入り、ドライタイプ、サブレやクッキー、サクサク食感のものまで選択肢は実に豊富だ。手間のかからないレシピだけに、失敗のない仕上がりへの期待も高まる。まず手に取ったのは、ネット上で圧倒的な支持を集めるスペキュロス。ティラミスに欠かせない存在として定着していることからも分かるように、このデザートが、イタリアの定番デザートの簡略版のような仕上がりになるのは想像に難くない。加えて、ほどよいバター感が魅力のショートブレッド、そしてカカオ好きとしては外せないチョコレート味のウエハースも選んだ。

@not_so_superflu La meilleure food trend virale de tous les temps : le cheesecake japonais au yaourt (Yogurt Japanese Cheesecake) Seulement 2 ingrédients : yaourt grec (très important que ce soit bien du yaourt grec) : nature ou à la vanille + biscuits (petits-beurre ou spéculoos). Franchement, une pépite, je vous conseille d'essayer #foodtok #foodtrend #tiktokfood ♬ son original - not_so_superflu

作り方は実にスピーディー。ギリシャヨーグルトの容器にビスケットを差し込み、上から覆ってフタを閉じれば、4時間後には完成。さて、気になる結果はというと? スペキュロスを入れたバージョンは、その中でも比較的うまく仕上がっている。薄さとバター感のある食感がヨーグルトの水分を比較的うまく吸収し、しっとりとやわらかくなることで、ギリシャヨーグルトのなめらかさと調和し、ほのかなシナモンの香りも加わる。ただし、それでも全体としては味に立体感が乏しいのが否めない。風味の淡いヨーグルトに、はちみつを少し加えるか、砂糖を混ぜることで、物足りなさは補えそうだ。一方、ショートブレッドとウエハースは完全に失敗。イギリス菓子のショートブレッドは厚みがあり、構造もしっかりしすぎていて、スプーンを入れてもなかなか崩れず、ウエハースは最後まで紙のように硬い食感のままだった。

それでもこのアイデアは、多くの人を惹きつけているようだ。その過熱ぶりはレシピクリエイターたちにまで及んでおり、たとえば、インフルエンサーのMonelle Godaert(Not So Superflu)は、自身のTikTokアカウントでこれを「史上最高のフードトレンド」とまで称している。差別化を図るために、皆それぞれ工夫を凝らしている。ビスケットをコーヒーに浸して柔らかくしたり、レモンの皮を少し加えて全体的に味を引き締めたり、ヨーグルトに赤いベリーを散らしたり、溶かしたチョコレートをかけたりして、スプーンを入れた瞬間にパリッとした食感を楽しむ人もいる。あるいは、より高たんぱくな朝食を目指して、ヨーグルトの代わりにスキール(アイスランドのヨーグルト)を選ぶという手もある。

こうしたアレンジが歓迎されるのも納得だ。作り方は驚くほどシンプルで、手軽で、時間もかからない。その手軽さこそが魅力だけれど、目指しているのは「特別なデザート」というよりも、前の晩に仕込んでおいて、忙しい朝にさっと楽しめる日常に寄り添う朝食的存在なのだ。

From madameFIGARO.fr

text: A.M. (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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