ますます和食が人気のパリ。
リッツ・ホテルにNOBUが登場!
Gourmet 2010.10.06
大村真理子の今週のPARIS
パリからレストランのNOBUが消えて、何年が経っただろう。世界のあちこちの都市にあるというのに・・・・・・。たとえ伝統的な和食でないにしても、ロスが本拠地であろうとも、フランス人は東京に行くと、NOBUで食事をしたがると聞いたことがある。
そんな噂がリッツ・ホテルの耳にはいったのかどうか。10月11日から2カ月間、期間限定ではあるがリッツ・ホテルにNOBUが登場する。シェフのノブ・マツヒサが厳選スタッフを引き連れ、再びパリでNOBU料理を披露する、というわけだ。
シェフ。レストラン内、寿司カウンター、プライベートサロンも含め全80席と少ないので、予約しなければ!
彼は寿司職人として日本で修業した後、世界各国にてレストラン経営を経験。伝統的な日本料理の技術と食材を基本に西洋、特に南米料理の要素を取り入れた独創的な料理を生み出した。ロバート・デ・ニーロと共同経営で始めたのがNOBU。その人気メニューである「白身魚のティラディト(ペルー風の刺身)」、「鱈のゆず味噌焼き」は今回リッツ・ホテルでも味わえる。アラカルトで味わうもよし、2カ月の営業期間内に何度も来るというのでなければ、2時間かけてサービスされるおまかせメニュー(160ユーロ)でNOBU料理を堪能するのもよいだろう。なお、このおまかせメニューはテーブルをともにする全員がオーダーする必要がある。"アラカルトのほうがいい!"と一緒に行った仲間のひとりでも駄々をこねると味わい損なうので、ご注意を!
白身魚のティラディト。
キングクラブの春巻。
トロのタルタル。
なおNOBUへのアクセスは、ヴァンドーム広場に面したメイン・エントランスからではなく、裏側のカンボン通りの入り口から。それならば同じ通りのシャネルでお買いものをして、その後で・・・・・・と目論む人もいるかもしれない。その場合は、19時のブティック閉店後からディナー・サービス開始までの30分間を、どう過ごすか?をいまから考えておくのがいいだろう。
Hotel Ritz内
38, rue Cambon 75001 Paris
営)19時30分~23時
休)日
Tel 01 43 16 30 98(予約)
http://www.ritzparis.com