小島景シェフが仕立てる料理のオートクチュール！ 「コレクション・ベージュ」が初開催。

生地はもちろんボタンや刺繍、糸1本にいたるまで最高級の素材が集められ、熟練した職人やお針子が仕立てるオートクチュールは、世界でも特別な人々だけが纏うことのできる貴重なコレクションだ。

その世界観が投影された、料理のオートクチュールと呼びたくなる試み「コレクション・ベージュ」が「ベージュ　アラン・デュカス 東京」で開催される。これは年４回季節ごとに、各回２日間あるいは３日間の会期のためだけに国内外から選りすぐりの食材を集め、総料理長の小島景がそれぞれの醍醐味を引き出してコース料理にするというもの。

たとえば４月17日と18日に開催される「春のコレクション」では、南仏からのアスパラガス、トルコ北部に自生する貴重なキノコであるモリーユ（写真上・右）、月間生産数わずか30頭という宮崎県の尾崎牛（写真上・左）、「ル・ショコラ アラン・デュカス マニュファクチュール・ア・パリ」が手がけるチョコレート、「櫻井焙茶研究所」が厳選した日本茶などを生かしたメニューだ。

今後も「夏のコレクション」（6月26日・27日）ではオマールブルーやアワビを、「秋のコレクション」（10月16日～18日）ではパリの秋の味覚をテーマに、「冬のコレクション」（12月4日・5日）では白トリュフと、その季節にしか味わえない最高の食材が用意される。

また各会期とも、世界のアラン・デュカスのレストランにおけるワインを統括するシェフソムリエ、ジェラール・マルジョンが、それぞれの料理と最高に合うワインをペアリングする。

オートクチュールのように仕立てられた料理の数々に、アラン・デュカスが料理人として最も大切にする生産者たちへの敬意を感じるに違いない。