時を旅した家具と道具、約80点が集う骨董市がヤエカで。

Interiors 2021.03.10

これからの時代に想いを寄せ、次世代へと繋いでいく。そんな足がかりとなる新しい骨董市「resilience"(レジリエンス)」が2021年3月13日(土)から21日(日)の期間、白金台のYAECA HOME  STOREで開催される。

今回セレクトされたのは、韓国、中国、インドネシア、タイ、日本、などのアジア諸国と17世紀のイタリアの古い家具や道具たち。50年続く老舗骨董店「織田有」のコレクションから、クリエイティブディレクター、南雲浩二郎が長年培った審美眼でキュレーションを手掛けた。およそ80点にも及ぶアイテムに、YAECA HOME  STOREのフランスのビンテージ家具やコンテンポラリーなプロダクトがミックスされ、南雲氏自らの手によってスタイリングされる。骨董品と聞くと敷居が高く感じるが、5000円〜数万円と買い求めやすいものが多く揃っている点も魅力だ。

210309_resilience01.jpg韓国の李朝家具、パンダジも並ぶ。

210309_resilience_w.jpg骨董品以外にも、韓国の陶芸家、金益寧(キム・イギョン) のヴィンテージ陶器も。

「作られ使われた時代や場所も異なるモノたちが、長い時を経て受け継がれ、用途の変化に耐え、また別のモノとの出逢うことでしなやかに価値を変え、いまここにあり、さらなる未来へと繋がっていく」と南雲氏。

レジリエンスには、回復力や弾力という意味がある。その言葉に困難な状況でもしなやかに適応しながら生きてゆく力を、という南雲氏の想いを重ねて生まれたこのイベントは、今後もさまざまな場所で継続していくという。

時の移り変わりを経たモノにしかない佇まいを感じ、いまの暮らしに寄り添った新しい解釈や、そしてそれらを繋いでいく大切さ。骨董をあらためて知得する機会に。

『resilience』
開催期間:2021年3月13日(土)~3月21日(日)
会場:YAECA HOME  STORE(東京都港区白金4-7-10)
tel : 03-6277-1371
営)12時~20時
休)月
*会期中のみ、20時まで営業。
*13日(土)、14日(日)は南雲浩二郎が在店する。
*展示品の一部は会期終了後の引き渡し。
www.yaeca.com

texte:AKIKO KONISHI

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