Wedgwood ウェッジウッドとシーラ・ブリッジス、歴史に残るコラボ作品が日本上陸!

Interiors 2022.09.28

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英国発の名門食器ブランド、ウェッジウッド。2022年春、ニューヨークを拠点とするアメリカ人デザイナーのシーラ・ブリッジスとコラボした限定コレクションが、ニューヨークのブルーミングデール旗艦店で完売するほどの人気を博した。秋からはその人気コレクションが世界で展開されることが決定。日本でも9月28日からECサイト先行で展開されることとなった。

実用性とデザイン性を兼ね備えたビジュアルで、日々の生活を美しく彩る名門食器ブランドのウェッジウッド。22年春にアメリカのブルーミングデールズ旗艦店限定で展開されたシリーズのデザインを手がけたのは、ニューヨークを拠点に活動するインテリアデザイナー、シーラ・ブリッジスだった。ハーレム地区に住むブリッジスは、コットン生地に生き物や人間を活き活きと描き出す18世紀フランス発祥の「トワル・ド・ジュイ」にインスピレーションを受け、2005年に「ハーレム・トワル・ド・ジュイ」という独自の作品を発表。今回のコラボレーションでは黒人文化、旅行、自然といった彼女の世界観が、陶磁器の上に紡がれている。

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直径20㎝のプレートは4色の展開。ダンスやピクニック、バスケットボールなどそれぞれ違ったストーリー性を持つ絵が描かれ、コンプリートしたくなること間違いなし。各¥13,200

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「ウェッジウッドといえば、ジャスパーや非常に古典的なモチーフ、多くのシンメトリーなデザインを思い浮かべます」と語るブリッジス。ジャスパーとは、釉薬のかかっていないマットでカラフルな焼き物に、植物や神話などの古典的なモチーフが立体的に施された、ウェッジウッドを代表するプロダクト。ブリッジスの母はもともとウェッジウッドのファンで、フィラデルフィアの実家にはさまざまな色のジャスパーがガラスキャビネットに飾ってあったという。ブリッジス自身もデザイナーになる前からジャスパーを集め始め、クラシックな色遣いとモチーフに影響を受けていた。今回のコレクションでは、ブリッジスが愛してやまないウェッジウッドの伝統的なカラーリングがオマージュされつつ、その上にあえて現代的なモチーフを加え、アシンメトリーとなるようなデザインを施しているのが注目ポイントだ。

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こちらはグリーンを基調にした「マグ・ピクニック」。マグカップもプレートと同じモチーフで、全4色で展開。各¥13,200
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裏面にはストーリーの続きとなるような柄が、それぞれの色に用意されている。
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色ごとに異なるマグカップ底のおもしろい仕掛け! 手に取って食器全体を眺めたくなるデザインだ。

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大皿、ボウルなどがセットになった4ピースセットは、単体の商品とはまた異なるカラーが施された。¥38,500

創業者ジョサイア・ウェッジウッドが優れたデザイナーで職人であったと同時に、18世紀のイギリスで反奴隷運動の旗手として活躍したという歴史も、ブリッジスが見逃せない特徴だった。1787年には、ひざまずき鎖でつながれた奴隷が描かれ、「私は人間ではないのか、友ではないのか」と刻まれた『隷制のメダリオン』を制作。数万枚のメダルをイギリス全土に無料で配布し、女性はブレスレットとして身に着けることで反奴隷貿易を訴えたのだという。ジョサイア・ウェッジウッドの企業家としての才能と社会的良心の直接の結果として、このメダルは半世紀以上にわたって、有効かつ目に見える反奴隷抗議のシンボルであり続けた。

「私のお気に入りの作品のひとつは、反奴隷のメッセージが描かれた黄色と黒のジャスパーの皿で、母からは白と黒の小さなウェッジウッドの奴隷メダルをもらい、それをネックレスにしました」と語るブリッジス。時代を越えて繋がるブリッジスとウェッジウッドの魂の共鳴を、ぜひテーブルの上で確かめてみてはいかがだろうか。

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シーラ・ブリッジスと今回のコレクション。ブリッジスはフィラデルフィアで生まれ、94年にニューヨークへ。そのオリジナリティあふれる感性は、人種も世代も超え、世界中で愛されている。

シーラ・ブリッジスについてもっと知る

ウェッジウッド シーラ・ブリッジスコレクション
9月28日(水)公式オンラインショップ先行発売
www.wedgwood.jp

 

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