ネックレスから花器まで、編集KIMの2022年ベストバイ!

Interiors 2022.12.28

2022年にフィガロジャポンの編集者が購入してよかったものたちをご紹介。映画と色彩豊かなものを愛する編集KIMのベストバイは?

デコルテにハッピーを纏う! 赤いハートのペンダント。

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ハートモチーフって案外難しい。子どもっぽくなりすぎたり、コミカルな印象になってしまったり、ちょうどいいフォルムがなかなかない。でも、ショパールの「マイ ハッピー ハート」は、大人が遊び心を抱いて着けられるような、こなれた感じがある。中央の赤い石はカーネリアン。まさに心臓の色。チェーンはエシカルローズゴールド。日本人の肌色にも合う柔らかい色合い。チェーンの長さも2カ所で調節できて、ハート部分とチェーンの留め方の構造からか、ペンダントトップの位置がセンターからずれにくい、そんな機能的な一面もあります。韓国ドラマやK-popでは、人差し指と親指でハートを作ったりする仕草もあるけど、このペンダントをしていれば常に、周りに対してHappy Heartなアティチュードを示していられます!

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ボトム選びのバリエが広がりそう、ロマンティックな白Tシャツ。

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Tシャツってヘビロテするアイテムなのに、愛情注げるTと、着捨てられてしまうTの差が激しい。つまり、買う時にまったく違う視点で選ぶワケです。袖がデコラティブなこのミュベールのTシャツは、もちろん前者の理由で購入。シンプルなデニムでも、タイトスカートでも、オーバーサイズなボトムでも、似合う。刺繍入りのハンカチを幾重にもしたようなカタチからか、色柄のロングフレアスカートと合わせて草原を歩きたいような気分にもなる。着た時に、目の前のたくさんの景色が想像できそうだったことが、一目惚れして「欲しい!」と感じた理由かも。

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見ているだけで気持ちが優しくなる、淡いブルーの花器。

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毎週末花を買って飾る生活を送って、もう20年。花そのものが生きるのは白い花器というのは絶対原則だけれど、花が飾られていなくても、うつわの味わいで部屋に彩りを添えられるオブジェとして購入したのがこちら。朝日焼は京都・宇治の窯元で、お茶文化と深い関わりを持つ老舗。京都出張の自由時間に、私的な理由でどうしても訪れたくて、川沿いにある静謐なギャラリー&ショップに佇んでいた花器を買ったのでした。手仕事で作られる陶器は、窯に火を入れる時期によって、出合える品は異なる。大量生産品ではないからこその一期一会の出会い。加えて、色や模様、釉薬によって表現される表面の質感などがひとつひとつ異なり、同じ品でもどれを選ぶか迷いました。偶然と幸運が重なり、工房も見学。土への想いや窯の構造などをうかがい、「ものづくり」は「ものがたり」なんだな、と贅沢な体験まで。この淡い青は、生けられる花を選ぶので、同じ色のトーンの花を飾っている。最初に書いたとおり、何も生けない時も、ふと目に入ると宇治のことを思い出したりします。

 

2022年エディターたちのベストバイ

 

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