【テクラ】サラ・フリンの器に収めたキャンドルコレクションで、香りの展開を開始。
Interiors 2025.09.30
テクラは、アイルランド出身の著名な陶芸家であるサラ・フリンとのコラボレーションによる香り付きのキャンドルコレクションを発表し、香りの世界への第一歩を踏み出した。
芸術的な磁器に収められたテクラの香り付きキャンドルは全3種。
サラ・フリンによる磁器に収められたこのキャンドルコレクションを通じて、テクラはホームコンフォートとパーソナルラグジュアリーへのアプローチをさらに広げ、長く愛される品質、洗練されたデザイン、クラフトマンシップといったブランドの価値観に基づく、ワンランク上の体験を提供する。
「テクラとのコラボレーションは刺激的な挑戦でした。私の一点ものの彫刻的な器の複雑な折り目や輪郭を、実用的なオブジェクトに落とし込むというプロセスは、私にとって新たな創造の領域への挑戦でした。テクラや製造チームと密接に連携することは、最終的な形を実現するうえで不可欠でした」と、サラ・フリンは今回のコラボレーションを振り返っている。
それぞれの香りは、「テクラのストーリーにインスピレーションを与えてきた場所や記憶の本質を捉えようとする、とてもパーソナルな経験でした」とテクラ創業者兼クリエイティブディレクターのチャーリー・ヘディンは語る。
気になる香りは、深くスモーキーな香りにフレッシュな木の香りが重なる「ヴァスタ」、お香の香りが立ち上る寺院の空気感を思わせる「コードー」、午後の太陽の中を吹き抜ける草原の風を思わせる明るくフローラルな香りの「フロール」の3種。日本では公式オンラインサイトより購入ができるので、さっそくチェックして。
いずれのキャンドルも香りのプロファイルに合わせて丁寧に選ばれた釉薬で仕上げられている。詰め替え用キャンドル(¥12,000)も購入可能。左から:キャンドル「フロール」「コードー」「ヴァスタ」270g 各¥40,000/以上テクラ
Sara Flynn(サラ・フリン):陶芸家。1971年、アイルランド・コーク生まれ。コーク市のクローフォード芸術デザイン大学で学び、現在は一点ものの磁器彫刻を中心に制作。流れるような優雅なフォルムと広範な色の釉薬で仕上げられた作品で知られている。作品は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、アイルランド国立博物館、シカゴ美術館、イギリス・ダービシャー州のチャッツワーツ・ハウスなどに収蔵されている。2017年にはロエベ財団クラフト賞の初回ファイナリストに選ばれ、2018年以降は同賞の審査員も務めている。
text: Natsuko Kadokura