パリの一流レストランが使用してきたテーブルウェアを販売!
Interiors 2026.01.31

テーブルウェアのコレクターは必見。シェフたちが使用した食器を集めたイベント「ラ・ヴェッセル・デ・シェフ」が、2月7日と8日にパリで再び開催され、名だたるレストランのテーブルを彩ってきた2万点以上のアイテムが販売される。
それを単なる一枚の皿と捉える人もいれば、陶芸家の卓越した技が凝縮された結晶と見る人もいる。シェフが細心の注意を払って選び抜いた一品は、情熱あふれる料理人たちの手を渡り歩き、数えきれないほどの空腹な客の目と鼻の先を通り過ぎ、そして多くの場合、蚤の市で忘れ去られていく。こうした背景こそが、「ラ・ヴェッセル・デ・シェフ」誕生のインスピレーションとなった。このイベントでは、フランス屈指のレストランで実際に使われてきた中古のテーブルウェアを、一般の人が購入できる。15年前、「社会的連帯への取り組み」「責任ある消費」「フランスのサヴォアフェール(職人技)を称えること」を融合させたいという思いから始まったこの取り組みは、パリで2回目の開催となり、2月7日と8日の2日間、セジュール(Césure)を会場に、限定販売される。
2万点ものシェフたちの器
パリ5区にある文化拠点として知られる広大なスペースを舞台に、グラス類やカトラリー、シルバーウェア、アクセサリーをはじめ、ビストロテーブルやサイドテーブル、椅子まで、昨年の2倍にあたる計2万点ものアイテムが販売される。これらはいずれも、カフェ・ド・ラ ペやレ・ドゥ・マゴ、ミシュランの星を獲得したルカ・カルトンなど、パリを象徴する名店の食卓を彩ってきた、確かな歴史を宿す品々だ。さらに、プラザ・アテネ、マンダリン・オリエンタル、ル・ムーリスといった名だたるパラスホテルでも使われてきたものが含まれる。イベント公式サイトによれば、この取り組みは「新たな循環型経済の潮流」の一端を担うものと位置づけられている。売上の一部は、飲食業界での職業訓練を通じて困難な状況にある若者を支援する団体「アプランティ・ドートゥイユ(Apprentis d'Auteuil)」に寄付される。入場は事前予約制で、予約は1月5日から開始。入場料は土曜が5ユーロ、日曜午前が4ユーロ、日曜午後は無料となっている。
From madameFIGARO.fr
text: Alexandra Marchand (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi






