心とカラダに効く、ニッポン旅 おいしい肉料理を食すなら、迷わず京都へ。
Travel 2016.04.14
西のブランド牛が数多く食せる、京都ならではの肉料理自慢の店をピックアップ。いま絶品肉を気軽に楽しむなら、この3軒!
洋食おがた
京都・京都市役所前
尾崎牛のあっさりした脂に感動!
人気店「ビストロセプト」から独立した緒方博行シェフの新店。手間ひまかけた洋食メニューに加え、「濃い旨味とあっさりした脂が特徴」とシェフが惚れ込んだ宮崎県・尾崎牛を使った料理が自慢。ステーキやシチューなど多彩な調理法で供されるが、一番人気はビーフカツ。絶妙な火入れで、肉の甘さ、やわらかさに驚くはず。
尾崎牛は赤身を使うことが多い。「ビーフカツ」は揚げ時間と同じくらい寝かせて中までじわっと火を通す。デミグラスソースや辛子が添えられるが、肉自体がおいしくそのままで大満足。¥2,780/100g(写真は200g)
「目指すのは親子3代で通える街の洋食屋」とシェフ。カウンターとテーブル席がある。
洋食おがた/Yoshoku Ogata
京都府京都市中京区柳馬場通押小路上ル等持寺町32-1
Tel. 075-223-2230
営)11時30分〜13時30分L.O.、17時30分〜21時L.O.
休)火 ※毎月1回不定で連休あり
カード:Ⓐ、Ⓓ、Ⓙ、Ⓜ、Ⓥ(夜のみ)
要予約
・クレジットカードは略記: Ⓐ=AMEX、Ⓓ=DINERS、Ⓙ=JCB、Ⓜ =MASTER、Ⓥ =VISA
*『フィガロジャポン』2016年4月号より抜粋
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京都 中勢以 月
京都・東山
肉好きの心をつかむ、但馬牛のハンバーグ。
枝肉熟成の草分けで、プロからの信頼も厚い伏見の精肉店「中勢以」のアンテナショップが昨秋オープン。熟成庫で寝かせ、濃い肉味や上品な甘みを引き出した但馬牛のハンバーグがメニューの軸となる。牛100%のミンチステーキ、鹿児島の豚と半量ずつ合わせたハンバーグ、粗挽きハンバーグなど、目移り必至の品揃え。今後、登場予定のステーキも楽しみ!
イチオシは牛100%の「ミンチステーキ」(限定10)¥3,830。最小限のつなぎで合わせたステーキのように贅沢な1品。まずは肉の香りと味わいをそのまま楽しみ、あとは好みで沖縄の塩や、スープのようにピュアな特製デミグラスソースと。プラス¥500で定食に。
京都の「澤屋まつもと」、滋賀の「松の司」など近畿の名酒が揃う。グラス¥640、4合瓶¥3,800
店名「にくづき」には「肉好きのお客さまのそばにいたい」という思いから。柳が揺れる白川沿いの立地も魅力。
京都 中勢以 月/Kyoto Nakasei Nikuduki
京都府京都市東山区稲荷町北組573
Tel. 075-748-1429
営)11時〜14時30分L.O.、17時〜22時L.O.
不定休
カード:Ⓐ、Ⓓ、Ⓙ、Ⓜ、Ⓥ
要予約
www.kyotonakasei.jp/nikuduki/
・クレジットカードは略記: Ⓐ=AMEX、Ⓓ=DINERS、Ⓙ=JCB、Ⓜ =MASTER、Ⓥ =VISA
*『フィガロジャポン』2016年4月号より抜粋
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ル キャトーズィエム
京都・河原町丸太町
店主の肉愛あふれる、近江牛のステークフリット。
2013年の開店以来、京都の肉好きで連夜賑わう人気ビストロ。名物は、店主、茂野眞シェフ絶賛の木下牧場をはじめとする近江牛の、各部位を使ったステークフリット。食べごろを見極めた熟成肉に高温の油をかけ、揚げるように焼き上げるステーキは、表面は香ばしく、中はふっくらやわらかい。軽やかな脂は、扱う自然派ワインとも好相性。
ステークフリットは、冷蔵庫の在庫からg数や部位を選んで注文。この日は赤身が美しい伊藤牧場の近江牛ランプ¥2,200/100g(写真は220g)。味つけはシンプルに塩、コショウだけ。「キャラメリゼした表面と内側のコントラストが大事」とシェフ。
自家製パテ・ド・カンパーニュや豚肉のリエットなどワインがすすむ「サラミとパテの盛り合わせ」¥2,000、「吉田パン工房のパン」¥400
河原町丸太町交差点近くのビル2階。自然派ワインが豊富に揃う。グラスワイン¥900〜。看板を目印に。
ル キャトーズィエム/Le 14e
京都府京都市上京区伊勢屋町393-3 ポガンビル2F
Tel. 075-231-7009
営)11時〜13時30分、18時〜21時30分L.O.(月、火、金) 16時〜21時30分L.O.(土、日、祝)
休)水、木
カード不可
要予約
*『フィガロジャポン』2016年4月号より抜粋
photos:MAKOTO EBISU, réalisation:NATSUKO KONAGAYA