実におもしろいっ! ダイソンのロンドン旗艦店。

Travel 2017.05.23

ロンドン切っての目抜き通り、オックスフォードストリート。そのランドマークとも言える百貨店セルフリッジスの正面に、ダイソンがイギリスで初めての旗艦店ダイソン デモをオープンしたのは昨年6月のこと。ブランド名を示すものがエントランス上部の同社のロゴだけというシンプルな佇まいながらも、ガラス張りのファザードから店内に並ぶ製品の数々が見渡せて、ここが「あの」店であることがすぐに分かる。

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ロンドンでもっともポピュラーなショッピングゾーン、オックスフォードストリートに面している。最寄り駅はボンドストリート。

でも、1歩足を踏み入れると「普通」とはちょっと違うことにすぐに気がつくはず。空調機に手をかざして送風具合を感じていたり、クリーナーを奥のカーペット敷のコーナーに当てていたりと、人々は店内の製品を自由に使ってみているから。ショップというよりはむしろ、体感型ミュージアムのよう。ダイソン デモの名が示す通り、デモンストレーションによって商品を実感する場所なのだ。

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商品ごとに分けてディスプレイされた1階では製品を手に取って試せる。

2階はDyson Supersonic ヘアードライヤー専用スペース。ダイソン本社にあるラボラトリーと同様の装置が並ぶ。それを見ればいかに髪の状態をベストに保ちながら、手早く乾かして思い通りのスタイリングを決める製品づくりに心を砕いて開発を進めたかがわかる。さらにここでは店のネットを通して予約をすれば、Dyson Supersonic ヘアードライヤーを使っての約30分のヘアブロー体験も可能。担当するのはロンドンのトップサロンで研修を受けたショップスタッフたち。ショップの一角にサロンさながらのコーナーを作り、実際にサービスを行なう斬新さも、まさにダイソン!と言えそう。

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手で鋤きながら乾かす過程もリサーチの対象。そのモデルを作りデータを取ったという。

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さまざまな髪質のサンプルも用意して熱心に取り組んだ様子が分かる。

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ヘアサロンにあるような椅子や鏡を備えたコーナーでは、実際にこのドライヤーを使ってのヘアーブローが体験できる。

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60年代から変わっていないヘアードライヤーの形に疑問を持ち、再考したことがスーパーソニックの開発につながった。創業者ジェイムズ・ダイソンの言葉が同社のポリシーを象徴している。

Dyson Supersonic ヘアードライヤーのさらなる魅力を探るために、カムデンタウンにあるホブ・サロンズへ。センスあふれるスタイルの提案で知られるこのサロンは、発売当初からこのヘアードライヤーを取り入れたサービスをしているという。「これまでのヘアードライヤーはヘッドが重たくて扱いにくかったの。でもDyson Supersonic ヘアードライヤーは、モーターがハンドルに入っているから重心が下にあって安定が良い。だから手首への負担がかからないし小回りが利いて、狙ったパートに確実に風が送れる。そのおかげで思い通りのスタイリングがこれまで以上にできるようになっているわ」とスタイリストのサシャ。 スイッチの切り替わりが早く、待つことなく理想の量の風を送れるのも気に入っているという。「音が静かなのも見逃せないわね。おかげでブローの間もクライアントとのおしゃべりもいちだんと弾むわ」と笑う。従来のヘアードライヤーとは一線を画した、デザイン性に富んだルックスも使って楽しい理由のひとつだとか。

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カムデンタウンの運河脇のマーケットのド真ん中という絶好のロケーションにあるホブ・サロンズ。

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シックな店内。若者文化のメッカ、カムデンタウンという場所ながら、大人世代のクライアントが中心。

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Dyson Supersonic ヘアードライヤーでブロードライ中のスタイリストのサシャ。「フーシャピンクのルックスで気分を上げてくれるのもポイント」とか。

5月にはさらにリニューアルされて、風量を若干下げながらも温度アップが可能になった。よりスタイリングしやすくなっただけでなく、カラーバリエーションも豊富になったのもうれしい。 短い時間で確実に髪が決まるDyson Supersonic ヘアードライヤーのパワーをぜひ、ここロンドンでも体験してみて!

ダイソン デモ 旗艦店
Dyson Demo

447 Oxford Street, London W1C 2PR
営)9:30-21:00 (月~土)12:00-18:00(日)
無休

photos : KUMI SAITO, texte : MIYUKI SAKAMOTO

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