私のニューヨーク、私のスタイル。#08 【NY案内】並ぶ覚悟も必要なバー、ライブハウス、ピッツェリア。
Travel 2018.09.28
フィガロジャポン11月号(9月20日発売)のニューヨーク特集と連動して、おすすめアドレスを紹介する短期連載。第7回は「KARA」のクリエイティブディレクター、サラが案内人を務める。本誌ではクリエイター仲間たちとともに登場し、遊びにいく場所やいま気になっていることを語ってくれた彼女。友人と連れ立っていくというアドレスとは?
案内人:サラ・ロウ(「KARA」クリエイティブディレクター/ファウンダー)
1.ビークマン・ホテル ザ・バー・ルーム(マンハッタン/ファイナンシャル・ディストリクト)
2016年オープンした、全287室からなるラグジュアリーホテル「ビークマン・ホテル」。ニューヨークが大いに発展を遂げた19世紀末に完成した建物で、竣工当時の意匠やディテールを残してリノベ―トした内装は圧巻だ。「天窓へと続く9階までの吹き抜けの空間が素晴らしくて、その下のバーでカクテルを楽しむのが大好き。この建物はブルックリン・ブリッジ竣工と同じ1883年に完成したので、その当時のニューヨークの姿に思いを馳せてしまいます」。時代を超えた美しさを堪能することができるホテルのバーで、ゆっくりくつろぎたい。
ロビー横のラウンジ。上を見上げると9フロア分の吹き抜けがあり、日中は光が注ぎ込む。
壁紙やスツールがグリーンで揃えられたカウンタースペース。
The Bar Room at The Beekman Hotel
5 Beekman Street (Nassau St. & Theatre Alley)
tel:212-658-1848
営)11時〜23時(日〜木) 11時〜翌1時(金、土)
無休
www.thebeekman.com
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2.ベイビーズ・オールライト(ブルックリン/ウィリアムズバーグ)
「これから人気の出そうなアップカミングなバンドを発掘するのを楽しみに、よくライブを観に出かけます」とサラが言う、ブルックリンにあるライブハウス。併設のレストラン「KICHIN」のアジアンフュージョン・メニューも人気だ。週末はブランチもおすすめ。出演バンドやイベントは日替わりなので、ウェブサイトのカレンダーでチェックして。
遅くなるにつれ、店は盛り上がる。photo: LISA KATO
バーやレストランとして利用することもできる。photo: LISA KATO
Baby’s All Right
146 Broadway, Brooklyn (Driggs Ave. & Bedford Ave.)
tel:718-599-5800
営)18時〜翌2時(月〜金) 11時〜翌4時(土、日)
レストラン:18時〜22時(日〜木) 18時〜23時(金、土)
不定休
http://babysallright.com
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3.ルカリ(ブルックリン/キャロル・ガーデン)
ブルックリンにある超人気のピザレストラン。待ち時間の長さでも有名だが、訪れる人は絶えない。メニューはカルツォーネとトッピングが選べるマルゲリータの二種類のみという、こだわりの店。「なるべく早い時間にウェイティングリストに名前を入れたら、近所で軽く飲みながら待つのがコツ。いくつかのピザとカルツォーネを両方楽しむために、グループで行くのがおすすめ!」
店舗前のベンチで待つか、ウェイティングリストに名前を書いて、目安の時間に戻ってくる。
Lucali
575 Henry Street, Brooklyn (Carroll St. & 1st Pl.)
tel:718-858-4086
営)17時45分〜23時(水〜月)
休)火
www.lucali.com
ニューヨークへやって来た友人を連れていくところ。
上に挙げたビークマン・ホテルのバー、ルカリ以外に、ピザレストランの「Di Fara Pizza(ディファーラ・ピッツァ)」。あとはブルックリンのレッドフックにあるカルチャーセンター「Pioneer Works(パイオニア・ワークス)」。アートの展示や参加型のセミナーやクラスを多数開催しているの。

Sarah Law
中国人の父と、アメリカ人の母のもと、香港で育つ。2013年にハンドバッグや小物のブランド「KARA」を設立した。シンプルで使いやすさを追求したスタイリッシュなデザインは、世界中で人気を博し、注目を集めている。https://shop.karastore.com
collaboration:KIMI SUZUKI, photo (portrait):LISA KATO