【ソウル】温故知新のニューコリアンダイニング。

Travel 2020.01.18

食文化の根源には「薬食同源」があり、日々の食事が健康の源という考え方を大事にしている韓国。世界中のトレンドである、旬の食材を生かしたヘルシーな料理は韓国料理そのものということで、いま韓国でもコリアンダイニングが再注目されている。なかでも、ニューオープンの「ギュバン」と「コンテンポラリー・ビストロ・サノク」を紹介したい。

「ギュバン」のシェフは、宮廷料理と両班(貴族)家料理をベースに「食治」を研究しているキム・ジヨン。ドラマ「チャンクの誓い」のフードコーディネートを務めたことで、20年のキャリアを持つベテランシェフにもかかわらず、一から韓医学や療養食を勉強し始めたのだという。伝統的な調理法や哲学を守りながらも、現代女性の好みに合わせたヘルシーな料理は評判高い。季節によってメニューも変わり、旬な素材を使った日替わりも人気だ。

200117_1Room.jpgギュバンは、モダンなインテリアの洗練された空間。photo:Lee Kwa Yong

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現在はあまり見かけなくなった伝統料理のドンアヌルミを再現。冬瓜に牛肉やキノコを巻いて蒸したもの。photo:Lee Kwa Yong

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天日塩を振った牛の焼肉。ランチコース60,000ウォン、ディナーコース150,000ウォン~。photo:Lee Kwa Yong

GYUBAN
珪飯  ギュバン
tel:82-(0)2-541-1555
2F 32 Seolleung-ro 153-gil  Gangnam-gu Seoul 06020
営)12時~15時、18時~23時
休)日、祝

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もう1軒は、新感覚のモダン韓国料理を提案する「コンテンポラリー・ビストロ・サノク」。ミシュランの星を持つ人気レストラン「JUNG SIKDANG」のヘッドシェフを経た、キム・ジョンシクが手がけている。地産地消にもこだわり、緑あふれる近隣エリアで収穫された野菜や放牧牛の肉を使って、素材を生かした料理を提供する。すべてアラカルトで、メニューも頻繁に変わるので、いつ訪れても新しい料理に出合えるのがうれしい。

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「コンテンポラリー・ビストロ・サノク」は、暖かみのある木目調の内装。

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イベリコ豚の骨付きロースに、オーガニック卵とセリを合わせたシグネチャメニュー35,000ウォン。

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牛肉とレンチ豆、特製のキムチソースのハーモニーを楽しんで。40,000ウォン

SANOK
四緑 サノク
tel:82・(0)10・6456・1617
2F 36 Eonju-ro 170-gil  Gangnam-gu Seoul 06020
営)18時~LO22時
休)日、正月、旧正月、旧盆

※100ウォン=約10円(2020年1月現在)

réalisation:JA-KYUNG JUNG

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