タイのお弁当作りに挑戦! バンコクで新しい旅体験。
Travel 2019.12.27
チャオプラヤ川沿いのクローンサーン地区にあるタイ最大級の複合施設、アイコン サイアム。ショッピングモールの中には水上マーケットを再現した空間が広がる。
いま世界の食通が注目するタイ料理。屋台のB級グルメから宮廷料理、インターナショナルな進化系まで、懐の深さが魅力だ。いっぽう地元の若者の間で再び注目されているのが、ピントーと呼ばれるお弁当。ブリキやステンレス製の重ねるタイプの容器にご飯やおかずを詰めて学校や職場、お寺の行事に持参するものだが、最近ではパステルカラーのホーロー素材などの可愛いピントーが登場し、エコ対策の気運とも相まって再び注目を集めている。
日本語の「弁当」が語源とされるタイのピントー。江戸時代初期にアユタヤとの交流が盛んだった日本から伝わったと言われている。使い捨てのプラスティック容器を減らすエコなアイテムとして、再び注目を集めている。
タイ国政府観光庁は旅行会社エーアンドエーと共同で、料理にフォーカスしたツアー「お弁当ジャーニー」を提案。トゥクトゥクに乗って市場で食材を調達するところから始まり、ピントー作りを体験する。料理を教わるのは、タイ版『料理の鉄人』に女性として初めて選ばれたことで話題となったシェフ、プリシダが運営する料理教室。本格的な伝統タイ料理をレトロなピントーに詰めれば、インスタ映え間違いなしの可愛い一品ができあがる。
バンコクのオールドタウンで料理教室を開催するプリシダシェフ。市場での食材探しからスパイスの使い方まで、本格的なタイ料理を学ぶことができる。
ツアーでは料理体験のほか、バンコクで話題のスポットへご案内。2018年にオープンした巨大ショッピングセンター、アイコン サイアムで、きらびやかなイルミネーションに囲まれた水上マーケットを散策するほか、幻想的な雰囲気がフォトジェニックと話題の寺院、ワット・パークナムを巡る。2回目からのタイは、ディープな体験ができるツアーに参加して一味違った旅をしてみたい。
エメラルド色の仏塔と天井画が幻想的なワット・パークナム。インスタ映えスポットとして近年人気急上昇中だ。
texte : JUNKO KUBODERA