地元民になった気分で滞在する、ニューヨークのヴァカンス。｜小林夏子（ブランドPR）

夏も本番！ 休暇を取って、旅に出かける方も多いのでは？ フィガロジャポンオンラインでは、旅好きが推薦するもういちど行きたいヴァカンススポットを紹介。今回はテーブルウェアブランドのPRを務める小林夏子さんが、ローカル気分で過ごすニューヨークの楽しみ方を教えてくれました。

歩いて、食べて、ニューヨークを満喫！

妹が住んでいるニューヨークでの思い出です。長くお休みをいただけるタイミング、子どもたちを任せられるありがたい状況も重なり、「いましかない！」と思い、昨年夏に訪れました。仕事柄、ニューヨークのレストランやカフェを出来るだけ多く見て回ることが最大の楽しみでした。

妹のブルックリンのアパートに滞在し、近所のファーマーズマーケットでフルーツや野菜を買って朝食にしたり、アパートの近くの公園を散歩したり......おかげでホテルステイとは違う、リラックスした心地の良い旅を過ごすことができました。

どこを歩いても楽しいのがニューヨーク。とにかく一日中ニューヨークの街をたくさん歩いて、そして食べ続けました！（笑）個性的なカフェやバー、ヴィンテージショップなどが点在するGreenpointは、心地よいリラックスした雰囲気が漂っていて、お気に入りの散歩エリアのひとつです。まずはベーカリーカフェBakeriからスタート。店内のインテリアや壁紙もユニークで、印象的です。

 

ファーマーズマーケットで見つける朝ごはん。

旅先で訪れるファーマーズマーケットが好きです。そこに暮らす人の活気を感じられますし、日本ではあまり見かけない、その土地ならではの食材などに出合える驚きや楽しみがあります。Fort Greene Park Greenmarketでは、野菜や果物、チーズ、パン、お花など色鮮やかな食材が並び、ぐるっと一周するにも広すぎずに丁度良い規模でした。マーケットで買った果物やパンを持って、そのまま公園でのんびりと過ごすことができます。

 

 

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ローカルが愛するショップとレストラン、そして老舗を探索。

ブルックリンのウィリアムズバーグにあるThe four Horsemenというレストランは、ナチュラルワインの種類が豊富で、フレンドリーなスタッフがメニューにあわせて色々とおすすめしてくれるのが楽しくてついつい飲みすぎてしまいました。何を食べても本当においしかったのですが、柚子胡椒が利いたツナのカルパッチョ、オリーブオイルと塩がアクセントになったチョコソルベが忘れられないおいしさです！あと、自家製パンも最高！

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ニューヨークのフードアーティスト、レイラ・ゴハーのコンセプチュアルでユニークなスタイリングが好きだったということもあり、彼女のパートナーであるシェフのイグナシオ・マットスが展開するレストランには訪れたいと思っていました。マンハッタンにあるイタリアンレストラン「Lodi」はそのひとつ。使われている食器やセッティング、レースペーパー使いもプレイフルで見どころがありますし、もちろんお料理もどれも絶品！満腹でもデザートまでしっかりと完食した、楽しいディナーでした。

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連日おいしいものを食べ続けていたので、小休憩を挟みたい！けれどどこでも良いわけではない！という姉のわがままをくみ取り、妹が連れて行ってくれたのが彼女の職場近くにあるカフェ「Vinegar Hill House」。軽めにヨーグルトとグラノーラで、と思いながらもボリューミーなサンドイッチの誘惑に負けて、結局どちらもいただきました。余裕があれば、人気メニューだというパンケーキも食べてみたかったのですが......それは次回の楽しみに。

トライベッカのオフィスビルの1階にあるベーカリー「Frenchette Bakery」では、購入したパンをクラシカルなビルの廊下にあるテーブル席でいただくことができます。トッピングとクリームにピスタチオがたっぷり使われたさくさくクロワッサンが、ピスタチオ好きにはたまらない味でした。

2022年にオープンしたライフスタイルショップ「CIBONE Brooklyn」では、PRを担当するテーブルウェアブランドの食器も取扱いいただいており、ニューヨークに行ったら必ず覗いてみたいと思っていました。広々とした店内では、日本の伝統やものづくりにフォーカスし、うつわや生活道具、アートなど幅広いトピックを展開。店内には、フレンチ・ジャパニーズレストランやオーダーメイドの出汁パックが作れるスペースもあり、現地の方々で賑わう様子がとても印象的でした。

Dumbo flea marketで出会ったトレンチコート。状態もとても良く、オーバーサイズなシルエットが気に入りました。Greenpointにあるブックストア「WORD」はオリジナルグッズも充実していて、エコバッグやグリーティングカードをお土産に。自分には、眺めているだけでも楽しいアートブックのようなお料理本をゲット。

滞在中ほとんど現金を持たずにいたのですが、Dumbo flea marketに行った際に、現金払いのほうが販売価格を安く設定しているお店もあり、Diorの素敵なコートを前に少々悩みました...。どんな出会いがあるかわからないので、フリーマーケットに行く際には念のためある程度現金を持っていても良いかもしれない、と思います。

また、ニューヨークの街中では、レストランやワインバーで、ポップアップレストランやシェフ同士のコラボレーションイベントが、毎週のように開催されています。詳細は、SNSで発信されることが多いので、気になるレストランやバーのSNSからチェックして！