淡路島の豊かな食と大自然を満喫できる個性派オーベルジュ。
Travel 2022.02.10
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兵庫県淡路島の北部、雄大な山の上に昨年誕生したオーベルジュ「Auberge フレンチの森」。淡路島の旬の食材を使った極上のフランス料理と非日常の宿泊体験を提供しているが、一般的なオーベルジュと違うのは名前も趣も異なる3つの建物から成り立っていることだろう。新進気鋭のシェフ3名が競演するかのようにコンセプトの違う料理で勝負する。
窓の向こう側には淡路島の大自然が広がる絶好のロケーション。
開放的な空間は草花や樹木の香りが感じられる風が通り抜ける。
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和の要素を取り入れた創作フランス料理。
「ラ・ローズ」は、和とフランス料理を合わせたフュージョン料理とワインとのマリアージュがテーマ。シェフの村上遼太郎氏は高校卒業後、渡仏して料理の基礎を身につけフランスの3ツ星、レストラン リシャール・クータンソー(現レストラン クリストファー・クータンソー)などで腕を磨いた。2005年の帰国後はいくつかのレストランを経て、オープンに合わせてラ・ローズのシェフに就任。自らJASソムリエの資格を持ち、一皿ごとに選んだワインで楽しませてくれる。
由良産 甲鳥賊と鳴門オレンジのマリネ。
明石鯛のヴァプール 淡路産トマトのソース。
淡路和牛のロティ 山菜添え。
村上遼太郎シェフ。
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シンプルな調理で旨味を最大限に引き出す。
「プランス・エトワール」はバターの使用を極力控え、現代的なアレンジによるフランス料理を披露。シェフの池田和政氏は兵庫県出身で、小さい頃から幾度も淡路島を訪れてはこの地の食に魅了されてきた。リーガロイヤルホテルで10年以上活躍してきたキャリアを生かし、組み合わせやシンプルな調理法で食材本来の旨味を引き出す料理を身上とする。そのためフランス料理の要となるソースは口当たりのよいものが多く、クラシックなものとは違った新しさを発見できるだろう。
淡路牛の生ハムとカダイフ アスパラのオーブン焼き グリーンマスタードのソース。
淡路産の真鯛ポワレ 自社農場の採れたて有機トマトの白ワインソース。
淡路牛サーロインの低温キュイ 自社農場の有機無花果のミロワールソース。
池田和政シェフ。
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食材の持つ力と香りで五感を刺激する。
「グランド・バオバブ」は、食材が持つ本来の香りに着目した料理や、淡路島に自生する植物を使った燻製や炙り料理などを楽しむことができる。実は、淡路島はお香の生産シェアが全国1位という香りの町。シェフの田篭彬氏は調理師専門学校卒業後、パリや東京、京都など、各地のレストランひらまつで研鑽を積んできた。自ら生産地に足を運び、生産者と繋がることで食材を厳選。シンプルな料理へ昇華させ、五感で感じることのできるフランス料理を標榜している。
1棟に数部屋しかない隠れ家。
宿泊施設については3棟とも瀟洒な一軒家の2階にある。「ラ・ローズ」は2室(25.23~45.07㎡)、「プランス・エトワール」は3室(20.02~24.42㎡)、「グランド・バオバブ」は4室(19.01~23.51㎡)という構成で、まさに隠れ家的な宿といえるだろう。淡路島の広大な自然を一望でき、全室に爽やかな香りに癒やされるヒノキ風呂を用意。雄大な景観を眺めながら自然と一体となった時間を過ごすことができる。
クラシックな雰囲気でまとめられた「ラ・ローズ」の部屋。
どの部屋からも淡路島の大自然を望むことができる。
パーゴラのある庭には開放的なデッキが広がり、四季折々の自然を満喫。夜は敷地内全体にイルミネーションが施され、幻想的で煌びやかな空間が広がる。また2019年の台風19号の影響で長野県の千曲川が氾濫した時に、生き抜いた林檎の木がシンボルツリーとして植えられている。年を重ねるごとに草花や樹木が育ち、淡路島の自然と一体化していくであろう「Auberge フレンチの森」。関西エリアでは数少ない本格的なオーベルジュとして、注目を集める存在になるに違いない。