Tourism New Zealand 上野樹里、ニュージーランドのローカルを味わう。
Travel 2024.04.19
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穏やかな気候におおらかな自然。街の空気が和やかで、初めて訪れた人もたちまち肩の力が抜けほっとした気持ちになれる。ニュージーランドには、そんな不思議な力がある。人々の生活の深部に流れるのは、海や大地への敬意。その意識がクリーン&グリーンな風土を築き上げてきたのだろう。それは食との向き合い方も同じだ。
そんなニュージーランドに魅せられ、20代半ばで留学も経験した俳優・上野樹里。この春からは観光大使として、ニュージーランドのさまざまな楽しみ方を伝える役割も担っている。今回は夫でミュージシャンの和田唱、料理家の平野由希子とともに、最大都市オークランド近郊の食を巡る旅へ!
上野樹里|Juri Ueno
兵庫県出身。明るいキャラクターからシリアスな役まで幅広く演じる女優として活躍。主な出演作にドラマ「のだめカンタービレ」、「江~姫たちの戦国~」、「監察医朝顔」。映画「スウィングガールズ」、「のだめカンタービレ最終楽章前・後編」など。2024年4月よりニュージーランド政府観光局のアンバサダーとして活動中。
Instagram: @_juri_art_
和田唱|Sho Wada
東京生まれ。文化学院美術科を卒業後、ロックバンド、トライセラトップスのギター、ボーカルとしてデビュー。さまざまなアーティストへの楽曲提供も多数。2018年よりソロ活動も開始。
Instagram: @sho_wada_triceratops
平野由希子|Yukiko Hirano
フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。料理教室cuisine et vin主宰。
連載「平野由希子の季節のおつまみ」
Instagram: @8yukiko76hirano
人気シェフが提案する、ニュージーランドの新たな食体験。|アヒ
まず訪れたのは、いま最も注目を集めるシェフ、ベン・ベイリー率いる「アヒ」。ベイリーはニュージーランド食材の持つ可能性を探求し、山から海まで生産者を訪ねて収穫に参加し、時には狩猟も行う料理人。その様子はTVの人気シリーズにもなっている。アヒで提供されるメニューも、彼の経験がおおいに反映されたもの。ワイヘキ島で採れた生牡蠣、ワラビーのタルタル、アメリカンドッグ風に仕上げたスカンピ(手長海老)、固有種ロングフィンウナギの照り焼き、キングフィッシュ(ヒラマサ)......、どのメニューも味覚の冒険へと連れ出してくれる。
ワイヘキ島の海洋保護区で育った牡蠣は栄養たっぷり。アップル・マリーゴールドのハーブとCBDを加えたソルベ状の甘酸っぱいソースがミルキーな風味を引き立てる。「これまで食べた牡蠣の中でも、忘れられないおいしさ」(平野)。「Tio」7NZドル
シェフがハンティングで仕留めたワラビーのタルタル「Warapi」(13NZドル)。発酵させたホットソースで和えて和牛のスジで作ったパフにのせた。「ワラビー?と思ったけれど、クセがなくて食べやすい」(上野)
アヒの人気メニュー「Scampi Corn Dog」(時価)。オークランド近海で獲れたスカンピをアメリカンドッグに見立て、マヨネーズソースでいただく。
この日のスペシャリテは、先住民であるマオリの伝統料理として有名な「ハンギ」を現代風にアレンジし、蒸し焼きにしたラムとポークを盛り合わせた一品。素材の味を生かす調理法はそのままに、ソースやハーブ使いにひねりを見せる。「こんなふうに洗練されたハンギは初めて。これを味わえばマオリ伝統のレシピに興味を持つきっかけにもなりそう」と上野が絶賛すると、初めてニュージーランドを訪れた夫の和田が、「新しい味との出合いに、ワインも止まらないね」と笑みを浮かべる。ナチュラルワイン好きのふたり。ソムリエ資格を持つ平野と、ワイン片手に会話が弾む。
肉や野菜を熱した石と一緒に土中に埋めて蒸し焼きにする「ハンギ」をヒントに仕上げたひと皿がこの日のメイン。ハーブやスパイスが香るような、南島マールボローのアティピコの赤ワインを合わせて。
アヒ流ハンギはグリルで火入れして仕上げる。塩釜のように肉を土で包んで蒸し焼きすることで、自らの脂でスチームされほどよい旨味に。
豊かな食材と文化、さまざまな調理法。ニュージーランドの食の魅力が凝縮されたひとときを過ごすなら、ベストチョイスと言えるレストランだ。
Ahi.|アヒ
Commercial Bay Level 2/7 Queen Street, Auckland 1010
tel:0225-244-255
営)12:00〜22:00
無休
https://ahirestaurant.co.nz
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自由に大胆に楽しむアイスクリーム。|ジアポ
アヒからの帰りに立ち寄ったのは、グルテンフリー&ヴィーガン対応のアイスクリーム店「ジアポ」。店主のジャンパオロとアナロサ夫妻は「普通のアイスクリームはつまらない」とユニークなクリエイションに挑戦し、それがSNSでも話題に。
好みのフレーバーとコーンを組み合わせてオーダー。上野は「Auckland Summer Berries」と「Deluxe Chocolate Cones」(23NZドル)。和田は「Triple Textures of Pistachios」と「Homemade Waffle Cone」(12NZドル)を選択。
オーガニックな素材、可能な限り地元産の食材を使うというのが信条だ。アイスクリームのフレーバーは旬に合わせて入れ替わりはあるが、約10種類が揃う。そこに合わせるコーンもフォトフレーム型、指にはめられる"ウェアラブルコーン"など形さまざま。アイスクリームってこんなに自由だったのか!と、愉快で伸びやかな気持ちをもたらしてくれる。
カウンターには焼き菓子類も並ぶ。テイクアウトのみだが、店の外にはベンチも。
ピーチとアプリコットが入ったクリームに、ココナッツの食感がアクセントの「Hawke's Bay Stonefruit」。マヌカハニーで有名なコンビタとコラボレーションした蜂蜜コーンに合わせて。
Giapo|ジアポ
12 Gore St, Auckland City, Auckland 1010
営)12:30〜22:30
休)月
www.giapo.com
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新鮮なシーフードを洗練の味で。|キンギ
オールデイで楽しめるダイニング「キンギ」は、新鮮なシーフードが自慢。地元漁師と協力し、サステイナブルな漁法で調達した素材で、メニューを提供する。
歴史的な建物を改装し建てられたホテル・ブリトマート内にあるキンギ。西オークランドの作家が手がけた吹きガラスの照明が美しく煌めく。
アペロタイムはテラス席がおすすめ。ノースランド地方のワイナリー、ザ・ランディングの銘柄を中心に、料理に合わせてワインを提案。
(上野)ジャケット¥86,900、ジャンプスーツ¥75,900/ともにアキラナカ(ハルミ ショールーム) ネックレス¥148,500/ジョージ ジェンセン(ジョージ ジェンセン ジャパン) 小指のリング¥39,600/コールムーン(ショールーム セッション) その他本人私物
この店でぜひ味わいたいのは、固有種である「グリーン・マッスル」と呼ばれるムール貝。名前のとおり緑色に光る殻と、大ぶりの身が特徴だ。キンギでは、辛味のあるサラミのペースト、ンドゥイヤと合わせている。「ニュージーランドの海産物はどれもレベルが高いけれど、このグリーンマッスルは必食ね!」とすすめる平野。上野も「ソースやスパイス使いが上手で、真似したくなる」と気に入った様子。
肉厚な身は食べごたえあり。「Green-lipped mussels, nduja」17NZドル
ワイヘキ島産オイスターも人気メニューのひとつ。「Te Matuku Bay oyster」1個6.5NZドル
Kingi
Tuawhiti Lane, 29 Galway Street, Britomart, Auckland 1010
tel:09-300-9596
営)7:00〜22:00
無休
https://kingibritomart.com
●1NZドル=約90円(2024年4月現在)
●日本から電話をかける場合、ニュージーランドの番号64の後、市外局番の0をとってダイヤル。ニュージーランド国内では掲載表記どおりにダイヤルしてください。
●掲載店の営業時間、定休日、商品や料理の価格などは、取材時から変更になる場合があります。ご了承ください。
photography: Aya Kawachi styling: Chiaki Furuta (Juri Ueno, Sho Wada) hair: Shotaro (Sense of Humour / Juri Ueno, Sho Wada) makeup: Sada Ito (Sense of Humour / Juri Ueno)