美食、アート、ウェルネス! アーバンラグジュアリーなフォーシーズンズホテル大阪の楽しみ方は?

Travel 2024.10.01

Expo2025 大阪・関西万博開催を来年に控え、盛り上がりを見せる関西エリア。なかでも大阪駅周辺は、まさにいま話題のニュースポットが続々誕生中だ。そんなターミナル駅からほど近い文化商業エリアにオープンしたのが、注目の「フォーシーズンズホテル大阪」。東京丸の内、京都、東京大手町に続き、日本で4軒目として歴史と文化が息づく大阪・堂島の地に開業した、アーバンラグジュアリーな時を過ごせる新たなホテルの楽しみ方を紹介!

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畳プレミアルーム(44〜51m²)。天井から床までの大きな開放的な窓が特徴の客室からは、大阪の街並みを一望できる。

「水の都・大阪」を楽しむ

2024年9月にオープンしたばかりの「うめきた公園」は、ターミナルである大阪駅直結の公園として世界最大級の広さを誇り、水辺を含む自然と人を繋ぐユニークなランドスケープが広がる。明治時代から水運に支えられて商業の町として発展した大阪。世界でも稀な地形である川が都市部を口の字に巡る「水の回廊」を中心に、かつての川や水辺に寄り添う風景を取り戻そうと、さまざまなプロジェクトが進んでいる。

フォーシーズンズホテル大阪のある堂島は、まさにこの水路を中心とした現代的な建築や歴史ある街並みが広がる、大阪を象徴するエリア。ギャラリーやミュージアムなどが立ち並ぶアートの街・中之島に徒歩圏内で訪れることができるのも、大きな魅力のひとつ。

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中央にそびえるのが「One Dojima」。豊かな水に恵まれた街にふさわしい、船の帆をモチーフにしたアイコニックな49階建て高層ビルの12フロアにフォーシーズンズホテル大阪は位置する。

ホテル滞在中には、ぜひ客室から「水の都・大阪」を感じてみてほしい。周囲にはプライベートクルーズなどのアクティビティも充実しているので、クルーズ船に乗りながら、四季折々の風景を楽しむこともできる。桜の時期のクルーズでは、川沿いに咲き乱れる桜の様子を運河から眺めるという体験ができ、特別な気分を味わえそうだ。

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ホテルの中にモダン旅館が!? 注目の特別コンセプトフロア

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このフロアに宿泊する人のみが入ることができる日本茶サロン〈SABO〉。ホテルのエントランスとは雰囲気ががらりと変わる、シックな和モダンの空間でお茶をいただく、贅沢なひととき。

フォーシーズンズホテル大阪の客室は全部で175室。特筆すべきは28階のワンフロアを占める、特別コンセプトフロア「GENSUI(玄水)」だ。エレベーターホールを降りると、照明が落とされた薄暗い空間にふと、心安らぐ瞬間が訪れる。玄とは、黒に赤みが入った深い黒色のこと。このフロアは、日本の文化に欠かせない陰陽が息づいた空間づくりが特徴。このフロアのデザインは、東京の八雲茶寮、SABOEなど、洗練された茶の湯文化を発信するシンプリシティが手がけている。

モダン旅館をテーマに、全21室がすべて畳の間で構成された客室には、マットレスタイプの敷布団も用意。日本人はもちろんのこと、海外からのゲストにも古き良き旅館スタイルの心地よさを体験してもらえる客室だ。

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グランド畳スイート(88m²)。「GENSUI(玄水)」フロアの中でももっとも広いお部屋は4人がけの掘りごたつ式ダイニングテーブルや、引き戸で仕切られた畳敷きのベッドルームがある。
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このフロアのゲスト専用の日本茶サロン〈SABO〉では朝食のほか、滞在中に日本茶やお茶菓子を楽しむこともできる。ここでチェックイン・チェックアウトの手続きも可能。

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どこまでも快適な睡眠を約束! 和モダンが心地よい客室

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上層階に位置するデラックスルームは、大阪のスカイラインが一望できる圧巻の眺めが自慢。シモンズと開発したフォーシーズンズ共通のオリジナルベッドが最高の眠りを誘い、カーテンの隙間から光が入らないよう、外光を完全にシャットアウトもしてくれるため、どこまでも心地よい睡眠環境が叶う。

また大阪の銭湯カルチャーを取り入れ、客室のバスルームに銭湯をイメージした正方形のバスタブが置かれているのも楽しみポイントのひとつ。バスアメニティには、スペインのラグジュアリーコスメブランド、ナチュラビセがセレクトされ、ビジネスや観光で疲れた身体と心を香りで癒やしてくれる。

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本格的広東料理からバー、カフェまで。あらゆるシーンに寄り添う食体験

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37階にある「江南春」。ランチは12時〜15時、ディナーは18時〜21時で、現在は広東料理のコースを楽しむことができる。ランチは¥6,800〜、ディナーは¥16,800〜。

ホテルステイ時のみならず、わざわざ足を運びたいのが、シグネチャーレストランである広東料理「江南春(ジャンナンチュン)」だ。長年ミシュラン星付きレストランで腕を磨いてきた香港出身のレイモンド・ウォンシェフが率いる本格的な広東料理をいただくことができる。ライブ感あふれるオープンキッチンは、華やかなひとときを演出。個室や半個室の用意もあるので、家族や友人、プライベートな会食などにもおすすめだ。

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シェフが手がける広東料理は、繊細で美しい見た目と味わい。コースの最後にいただく「鏡花水月 豆腐花のデザート」は、シェフのシグネチャーメニューのひとつでもあるそう。

ディナーの前後には、ぜひ同じフロアにある「バー・ポタ」で、ここだけでしか味わえないユニークなカクテルをどうぞ。ロンドンのクーペット・アンド・アトリエル・クーペット出身のバーマネージャーであるアンドレイ・マルク氏が監修し生み出した、数々のウィットに富んだカクテルたちは、ぜひメニュー解説に目を通してみてほしい。道頓堀をイメージしたクリエイションや、柚子、味噌といった日本の素材を生かして独自の組み合わせを提案するなど、大阪の、この場所だからこそ生まれたユニークな発想に、思わず笑みがこぼれてしまうはず。

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37階に位置する「バー・ポタ」。ドラマティックな円形カウンターと大阪の伝統工芸を融合させたコンテンポラリーなバーで、一日の締めくくりに、お酒と大阪の絶景を楽しむのも乙な楽しみ方。

緑豊かな屋外テラスと、一面の大きな窓から光が入る明るい店内。ホテル1階に位置する開放感あふれるフレンチビストロ「ジャルダン」では、朝から夜までさまざまなメニューを楽しむことができる。個人的には、最高の一日のスタートを切りたい日の朝に、ぜひここで朝食ビュッフェをとることをおすすめしたい。ロビーに隣接するベーカリーショップ「ファリーヌ」の焼きたてパンをはじめ、和食、洋食など、心も身体も喜び、満たされるメニューがラインナップされている。

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風が心地よく吹き抜ける、緑豊かな「ジャルダン」の屋外のテラス席は都会のオアシスのよう。
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アボカドトースト好きはぜひ試して。「ジャルダン」の朝食の人気メニューのひとつ、アラカルトで選べる「クロワッサンベネディクト ポーチドエッグワカモレ スプラウト」。
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「ジャルダン」の朝食は7時から。14時30分〜17時30分はアフタヌーンティー(¥7,800〜)も楽しむことができる。

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館内散策で気鋭作家のアートを愛でる

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ホテル1階のロビーにたたずむのは、ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019の大賞に輝いた、石塚源太による作品『Inner Cyde』。

ホテルを散策していると、あちこちで出合うアート作品の数々。たたずむように、時に話しかけてくるように、気鋭の作家たちの作品が配されている。これは館内デザインを手がけたキュリオシティ、シンプリシティによって、新しい大阪をイメージしてセレクトされた作品たち。ステイ中に、ぜひアートを愛でる豊かな時間を楽しんで。

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36階のウェルネスゾーンの通路に飾られるのは、鉄を主にした作品を生み出す田中潤氏による『凰花』。

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身体も心も整う、極上のウェルネスゾーン

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市内を一望できるプールは、まるで大阪の天空を泳いでいるよう!

36階のウェルネスゾーンには、スパ、プール、ジムだけでなく、客室同様、銭湯文化にインスパイアされたお風呂&サウナを完備。

「ザ・スパ」では、パリ発のネセンス、ハンガリー発のオモロヴィッツァ、日本発のチトセトゥルーなどのプロダクトを使用したスパメニューをはじめ、京都の歴史ある神社にて祈祷を受けたアロマオイルを使ったマッサージを受けられるユニークなトリートメントメニューもある。身体を整えながら、表情を刻々と変える大阪の街並を望み、心まで整える贅沢な時間を体験できる。

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水の都らしく、「ザ ・スパ」には水の流れるイメージを五感で味わう要素を随所に取り入れている。写真はカップルトリートメントルームの様子。
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「ザ ・スパ」のエントランスでは、彫刻家・上田亜矢子による水の流れをイメージした作品『テラゾ』が出迎えてくれる。

「豊かな水」がキーワードの大阪。そして、そのイメージをふんだんに注ぎ込んだ、新たな大阪のランドマーク、フォーシーズンズホテル大阪。来年に向けてますます活気に満ちる土地で、日本の伝統とモダンラグジュアリーが融合したホテルに注目してみてほしい。

フォーシーズンズホテル大阪
大阪府大阪市北区堂島2−4−32
06-6676-8682
全175室  宿泊料金/1泊1室 ¥132,852(税サ込、別途大阪府宿泊税1名¥300)〜
公式サイト

text: Ai Yoshida

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