大人のソウル旅にぴったり! ギャラリーやカフェ、漢南洞でおすすめの8つのアドレス。

Travel 2026.02.17

韓国・ソウルの高級住宅地として知られる漢南洞。そこには感性を刺激し、心もお腹も満たしてくれる場所が点在している。ひっそりと佇む人気カフェ、予約制で楽しむユニークな書店、美しいギャラリー空間など、大人だからこそ楽しみたい魅力的なアドレスをご紹介。


穏やかな空気を纏った、大人の感性を刺激する街。

漢南洞

ハンナムドン/한남동

ソウル中心を流れる大きな川・漢江とNソウルタワーがそびえる山・南山(ナムサン)の間、龍山(ヨンサン)区に位置する漢南洞。世界的に人気のセレブリティが住むソウル屈指の高級住宅街として知られるこの街には、リウム美術館を筆頭に、感度の高い人々が集うアートスポットやブティック、リュクスなレストランなどがあり、リッチな大人が楽しめる洗練された場所だ。隣は昼夜賑わう梨泰院だが、住宅地だからか漢南洞には派手さはない。裏路地にひっそりと佇むカフェを見つけられたりと、大人の街歩きにはむしろちょうどいい。

近頃は、国内のデザイナーズブランドのフラッグシップストアもじわじわと増えてきている。流行も店舗も目まぐるしく入れ替わっていくソウルらしい観光地とは違い、トレンドに流されすぎず、"このエリアらしい個性"とほどよいバランスを保っていることが、落ち着きのあるハイセンスな人々が足を運ぶ理由であり魅力なのだろう。


1. GALLERY KABINETT

ゲロリ キャビネッ
갤러리 까비넷

GALLERY KABINETT.jpg
1階のショップは自宅でのスタイリングの参考になるようなディスプレイ。

韓国の若手作家が創ったアイテムを日常生活に。
2025年6月に聖水洞から移転オープンした工芸品と絵画のショップ&ギャラリー。1階は約5名の作家作品を扱うショップ。小部屋を意味する"KABINETT"という店名のごとくこぢんまりとした空間にうつわやカトラリー、オブジェなどが所狭しと並ぶ。2階は国内の若手作家を中心に、1カ月ごとに展示替えされるギャラリーとして運営。肩肘張らずにアートと触れ合ってほしいという代表の思いから、日常で使える実用品をメインに紹介する。

GALLERY KABINETT.png
左:陶磁器の上からシルバーの釉薬でコーティングしたソウルの作家イ・ヘミの花器各570,000ウォン。使い込むほどに色味に変化が生まれる。右:ギャラリースペースでは主に絵画と工芸品を展示。
GALLERY KABINETT
ゲロリ キャビネッ

갤러리 까비넷

서울특별시 용산구 한남대로 28가길 19
19 Hannam-daero 28ga-gil, Yongsan-gu, Seoul
Tel: 02-3409-2227
Ⓜ漢江鎮(631)2番出口
営)10:30~12:00、13:00~18:30
休) 日、月、祝
@gallerykabinett_official

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2. sujipmihak

スジプミハク
수집미학

sujipmihak.png
白で統一された店内。

ギャラリー空間で楽しむフレグランスアイテム。
韓国発の人気ファッションブランドLOW CLASSICが手がけるフレグランスブランドとして2025年にデビュー。古民家を改装したシンプルで真っ白なショップは、キーとなる3つの香りごとに部屋が分かれ、フレグランスオイルやハンドクリーム、ボディウォッシュなどがアートオブジェとともに置かれている。まさにギャラリーのような美的空間だ。ケースに入った石膏にフレグランスオイルを垂らして持ち運べるポータブルパフュームは大人気。購入必至だ。

sujipmihak.png
左:笛からインスパイアされたポータブル パフューム59,000ウォン、3つの香りから選べるフレグランスオイル 9ml 34,000ウォン、ストラップ39,000ウォン、右上:「New Medicine」の香りにフォーカスした部屋には、ガラス器の上に咲く架空の植物をイメージしたへイン・パークによる作品を展示。右下:ショップによく訪れるネコ。
sujipmihak
スジプミハク
수집미학

서울특별시 용산구 대사관로 11길 31
31 Daesagwan-ro 11-gil, Yongsan-gu, Seoul
Tel: 02-797-4333
Ⓜ漢江鎮(631)3番出口
営)12:00~20:00
休) 祝不定休
https://sujipmihak.com/

3. SOBB

ソブ
소브

SOBB.jpg
全面ガラス張りのオープンカフェバー。

コーヒー&ブランチを、開放感のある場所で。
済州(チェジュ)で人気のカフェバーwieeの姉妹店として、2025年9月にオープン。住宅街にひっそりと構える理由は、わざわざ訪れてくれる人々がのんびり集う憩いの場を目指したから。コーヒーやワインが気軽に楽しめるカフェバーと、ヨーロピアンなブランチメニューが楽しめるレストランのふたつの空間が隣り合わせになったユニークな形態で、元グラフィックデザイナーのオーナーによる開放的でモダンな空間デザインも居心地の良さを後押ししてくれる。

SOBB.png
レストランではオーナー姉弟が活動拠点にしていたイギリスとイタリアのムードが体現される料理を提供。
SOBB (2).png
左上:スパイスが利いた「Turkish Eggs」(17,000ウォン)は自家製パンにマッチ。左下:白菜チヂミに、エビとパルメザンチーズ、スリラチャソースなどの西洋とエスニックの要素をプラスした「Shrimp Cabbage Pancake」16,000ウォン、右:カクテルのように注がれるのはイタリア式のアイスカプチーノ「Cappuccino Fredo」9,000ウォン
SOBB
ソブ
소브

서울특별시 용산구 이태원로 27길 101
101 Itaewon-ro 27-gil, Yongsan-gu, Seoul
Tel: 010-8534-0907
Ⓜ梨泰院(630)2番出口
営)カフェバー7:30~17:00、17:30~21:00L.O. レストラン 10:00~14:30L.O.、17:30~21:00L.O.
休) 第3水曜 ※祝不定休
@sobb.seoul

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4. Bluedoor books

ブルドオブクス
블루도어북스

Bluedoor books.png
雑居ビルのドアを開けると、そこは異世界。2時間ごとに10名までの入場規制があるので、混み合うことなく読書が楽しめる。

読書にどっぷり浸かれる、異次元書店へ。
画家でもある店主が雑居ビルの一室に構えたのは、日常生活に疲れた人々が逃避できる、いっぷう変わった予約制書店。"喜びを感じる時にはいつもごはんがある"など詩的なテーマに合わせてセレクトされた本棚や、偶然の出合いを大切にすべく本の表紙をあえて伏せた棚など、キュレートと陳列に強くこだわりを持っている。店内の所々に張られた二次元コードを読み取ると作家の人生や本棚の解説が出てきたりと、ユニークな仕掛けも!

Bluedoor books (2).png
左:キム・ジンウ店主の絵画が店のあちこちに。絵を描いている時に店主が聴いていた音楽を聴けるスペースも。右:店主の愛読書が並ぶ本棚には、マーカーが引かれたり付箋が貼られた本が並ぶ。
Bluedoor books
ブルドオブクス
블루도어북스

서울특별시 용산구 이태원로 239 지하 1층
B1F, 239 Itaewon-ro, Yongsan-gu, Seoul
Ⓜ 漢江鎮(631)1番出口
営)13:00~18:00、19:00~21:00(日、月〜金)12:30~22:00(土)
料) 20,000ウォン(2時間利用、お茶含む)※NAVERまたはインスタグラムの DMにて要予約
休) 不定休
@bluedoor_books

5. Albus Gallery

アルブスゲロリ
알버스갤러리

Albus Gallery.jpg
地下1階〜地上3階にかけて、新作やアーカイブ、制作ツールの展示やグッズ販売まで盛りだくさん。

イラストのみにフォーカスした新感覚ギャラリー。
絵本や広告など、普段から親しみのある"イラスト"をあらためて芸術作品として見直す。大人も子どもも一緒に楽しめるソウル初のイラスト専門ギャラリー。展示は、大盛況だったミッフィー展のほかフランス出身のジャン・ジュリアンやポーランド出身のジョアンナ・コンセホなど、作家の出身国もジャンルもさまざま。複雑な現代アートを理解するよりもストレートにイラストのエネルギーを感じ取れるからか、20~30代のアートコレクターからの反響が大きいとか。

Albus Gallery.png
色鮮やかでポップな釜山のアーティストKIMIの展示。2026年には韓国人アーティストとの新プロジェクトも考案中。
Albus Gallery 
アルブスゲロリ
알버스갤러리

서울특별시 용산구 한남대로 28길 26
26 Hannam-daero 28-gil, Yongsan-gu, Seoul
Tel: 0507-1429-8050
Ⓜ 漢江鎮(631)2番出口
営)10:00~18:00(火~土)10:00~17:00(日)※展示期間のみ運営
休) 月 ※祝不定休
@albusgallery

6. Agne

アグネ
아그네

Agne.jpg
ソウル市内&近郊で採れた色鮮やかな季節の野菜をマカデミアナッツソースにディップして味わう「Farm Vegetable Crudité」24,000ウォン、エビの濃厚なビスク パスタにスダチやシイタケなど日本的要素を加えた「Bisque Pasta」30,000ウォン、ルイボスティーとブルーベリーの自家製コンブチャ「Kombucha」10,000ウォン

鮮やかな庭のような料理の自然派レストラン。
陽の光がたっぷりと差し込む気持ちの良い店内。ここは、日本留学を機にオーガニック食材やサステイナブルなカルチャーに興味を持つようになったオーナーシェフがオープンした自然派レストラン。ヴィーガン料理店というわけではなく、農場や栽培方法、運搬、調理工程から店舗空間づくりにいたるまで、環境と自然に配慮した運営がポリシー。日本の侘び寂び文化から影響を受けたシンプルな空間で、目にも鮮やかなフレンチを堪能あれ。

Agne.png
左:中央にはリサイクルウッドのテーブル。右:美しい盛り付けの最中。
Agne
アグネ
아그네

서울특별시 용산구 독서당로 20길 7 2층
2F, 7 Dokseodang-ro 20-gil, Yongsan-gu, Seoul
Tel: 070-8836-4749
Ⓜ 漢南(K113)1番出口
営) 11:30~14:30L.O.、17:30~21:00L.O.
休) 月、火 ※祝不定休
@agnerestaurant

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7. Esther Schipper

エスドシィポ
에스더쉬퍼

Esther Schipper.png
空間を手がけたのはニューヨークのデザイン事務所Stuido MDA

空間まで刺激的!ドイツ発の前衛アートギャラリー。
1989年にドイツ・ケルンで設立されたアートギャラリー。パリやニューヨークのほかソウルにも拠点を設け、2025年3月に漢南洞に移転オープン。単なるホワイトキューブとは異なり、建物を貫く優美な螺旋階段が印象的な空間だ。展示は絵画だけでなくコンセプチュアルアート、メディアアートなど、伝統や固定観念を打ち破る作品を中心に展開。26年1月14日から開催予定の韓国人作家15人によるグループ展は見逃せない!

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1階はエントランス、2~3階はメインギャラリー、4階はオフィス。撮影時はYoung Joon KwakとEusung Leeの展示中。
Esther Schipper
エスドシィポ
에스더쉬퍼

서울특별시 용산구 한남대로 46길 24
24 Hannam-daero46-gil, Yongsan-gu, Seoul
Tel: 010-5737-2025
Ⓜ 漢江鎮(631)2番出口
営)11:00~18:00 ※展示期間のみ運営
休)日、月、祝
https://www.estherschipper.com/

8. pave

ペイブ
페이브

pave.jpg
イタリアの住宅をイメージしたインテリア。

ワインを気ままに楽しむ、カジュアルバー。
ワインをもっと自由に気楽に楽しんでほしいという思いから開業。店主と向き合うようなカウンターもなく、あるのは2~6人のテーブル席、ワインはボトル提供のみと潔い。品揃えはフランスとイタリア産をメインに約45種、価格も60,000~1,600,000ウォンとリーズナブル。ワインに合わせる料理はパスタやフリットなどカジュアルイタリアンがベースだが、トッポギや不定期で登場するチャジャンミョンなど、韓国のソウルフードも楽しめる。

pave.png
左:酸味のあるジューシーな白ワイン「Sancerre Magi e Des Caillotes」(135,000ウォン)など。右:エゴマの葉、チャドル(牛の霜降り肉)、韓国おでんが入った食べごたえ満点のトッポギ「Pave Tteok bokki」18,000ウォン、花の香りが心地いいシャルドネ「Aubert」(600,000ウォン)を合わせて。
pave
ペイブ
페이브

서울특별시 용산구 이태원로 54길 62-5
62-5 Itaewon-ro 54-gil, Yongsan-gu, Seoul
Tel: 0507-1415-9177
Ⓜ 漢江鎮(631)3番出口
営)18:00~24:00 L.O.
休)月 ※祝不定休
@paveseoul

●100ウォン=約11円(2026年1月現在)
●日本から電話をかける場合、国番号82の後、掲載表記どおりにかけてください。韓国国内でかける場合は掲載表記どおりにかけてください。
●データ欄のⓂは地下鉄、Ⓐは空港鉄道AʼREXの駅を指します。駅名直後の(数字)は地下鉄の切符を購入する際に販売機に打ち込んで行先を示す番号です。
●商品・料理・サービスの価格は、表示価格とは別にサービスチャージがかかる場合があります。
●取材先の営業時間、定休日、料理や価格などは、取材時から変更になることがございます。ご了承ください。
●旧正月・旧盆は毎年日付が変動するため、店によって定休日が変動する可能性があります。事前に店舗にご確認ください。
●店名、施設名は韓国国内で伝わりやすい読み仮名で記載しています。

*「フィガロジャポン」2026年2月号より抜粋

photography: Maho Kurita, coordination: Ja-Kyung Jung, 協賛:韓国観光公社(@kto.japan)

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