予約のとりにくい人気レストラン、こんな料理です。

Paris 2017.01.17

次々とオープンするパリのレストラン。あ、今晩ここでディナーしよう! と 悠長に当日に予約を入れるようなことでは、一生テーブルにありつけないレストランも少なくない。そんな2軒を紹介しよう。

2006年にSpringを9区に開き、口コミで話題のシェフとなったシカゴ出身のダニエル・ローズ。1区のバイユール通り6番地にSpringを引っ越した彼は、昨年その斜め向かいのChez la Vieille(シェ・ラ・ヴィエイユ)のオーナーにもなった。今再開発が進み活気づくレ・アールの、その一角にあるラ・ヴィエイユはかつて伝説のレストランだった。店を仕切っていたアドリアンヌはなかなかのキャラクターで、若いうちから“年寄り女”と愛情こめて呼ばれていた人物。彼女に嫌われた客も少なくないらしい……。テリーヌ・ドゥ・カナール、ブランケット・ドゥ・ヴォーといったフランスの伝統的な料理を出していた店で、ダニエル・ローズは少しばかりアレンジを加えたものの彼女の時代のメニューを踏襲している。

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建物の上階の住民たちが使う階段を使って2階に上がると、左にキッチンがあり廊下を挟んで右側にレストラン・スペース(写真)があるという珍しい造り。

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つい見惚れてしまう見事なシャンデリアは、外からも眺められる。

ピエール・フレイの壁紙がとてもシックな内装のレストラン・スペースは、まっすぐではない階段を上がった2階にある。窓の向かいには古い石の建物が眺められ、とてもパリっぽい、小さなスペースだ。1階のバーカウンターでも食事ができるが、のんびりと食事を楽しむなら予約をとって2階へ。といっても、食事には時間制限がある。例えば、19時30分に予約が取れた場合、21時30分にはテーブルをあけること、と予約時に告げられる。さらに、15分以上の遅刻の場合、テーブルの確保を保証しないとも。美味しい食事にありつくのは、なかなか大変だ。

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左:前菜よりHareng pommes à l’huile(ニシンとジャガイモのオイル漬け) 8ユーロ。
右:メインよりLa blanquette de la Vielle(ブランケット・ドゥ・ヴォー、ナッツ・ライス添え) 20ユーロ。

Chez la Vielle
1, rue Bailleul
75001 Paris
tel:01 42 60 15 78
営)12:00~14:30、19:00~24:00
休)日・月

9区のサウス・ピガールにあるPantruche(パントリュシュ)、Caillebotte(カイユボット)は、一時期パリで予約のとれないレストランとして上位を占めていた。その同じチームによる3軒め、魚介専門のBelle Maison(ベル・メゾン)が昨年オープンしたと思うや、早速予約のとれない店に仲間入りした。

1階はブルーと白のタイルが海を感じさせるカジュアルなインテリアなのに対し、2階はブルーの壁が囲み、テーブルにキャンドルを灯したシックな雰囲気である。いずれもテーブルは木で、クロスなし。他の2店同様に、前菜からデザートまで素材の組み合わせの妙を生かしたクリエイティブな料理が魅力。予約時には苗字ではなく名前を聞かれる。若いチームのレストランらしいし、また客層の若さを感じさせる。

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前菜より ブルターニュの帆立貝、ライス& バターナッツのクリスピー、エストラゴンソース 14ユーロ。

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左:メインより。手前はイカのフライとカリフラワーのリゾット風 24ユーロ。
右:デザートより。ゆず風味のシャンティー・クリームを添えた洋梨のババ 9ユーロ。

Belle Maison
4, rue Navarin
75009 Paris
営)12:30~14:30、19:30~22:30
休)日・月

 

réalisation:MARIKO OMURA

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