進化を続けるシャトー・ドー通りを歩こう。
Paris 2017.09.08
パリ10区のRue du Château d’Eau(シャトー・ドー通り)は、それほど大きな通りではないけれど、レピュブリック広場とフォーブル・サン・マルタン通りを結ぶ道で、この2〜3年次々と新しいスポットが誕生し続けている。いまこの瞬間にも、通りのどこかにカフェかブティックが生まれている、といった勢いだ。しかも、シャトー・ドー通りと交差するランクリー通りやリュシアン・ソンペ通りにもいろいろと動きがある。この界隈を散歩するだけでカフェ、食事、ショッピング……高級店ゼロなので気軽に発見だらけの楽しい時間が過ごせる。レピュブリック広場方向からフォーブル・サン・マルタン通りに向かって、シャトー・ドー通りとその周辺の気になる新旧アドレスを幾つか紹介しよう。
■Atelier Couronnes
シャトー・ドー通り6番地のアトリエ・クーロンヌは、ルイーズ・ダマスのジュエリーとフォーヴェット・パリのバッグをメインに扱うコンセプトストア。
■La Trésorerie
11番地のラ・トレゾルリーは美しく機能的な品を集めたインテリア・ショップ。スウェーデン・スタイルのタルティーヌが食べられるカフェを併設している。
■Jamini




10番地。フランス生まれのインド人のジャミニが、パリのインテリア向けにデザインしたクッション、ポーチ、パニエなどがインドの職人の手仕事によって商品に。ウインドウ・ディスプレイもチャーミング。
■Les Résistants




16~18番地のレストランのレ・レジスタンは、選び抜いた食材による日替わりメニューを提案。前菜+メインまたはメイン+デザートで16.50ユーロ。前菜+メイン+デザートで18.50ユーロ。ちょっぴり酸味のあるパンはクセになる味だ。カジュアルな内装も素敵。
営)12:00~14:00、19:30~22:30
休)日、月
tel:01 42 06 43 74
www.lesresistants.fr/#
≫ バザールのようなインテリアショップや、パンケーキで名高いあのお店も。
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■Billy the Kid


レ・レジスタンがあるのは、シャトー・ドー通りとランクリー通りのコーナー。そのランクリー通りの20番地に、可愛い! が大集合したビリー・ザ・キッドが子供たちを待っている。斜め向かいは、パティスリーのHouse of 3 Brothers。なお、シャトー・ドー通りをはさんで反対側のランクリー通り12番地にはヴィンテージ・ショップとしてパリジェンヌたちが愛するThanx God I’m a Vipがある。
■Pompon Bazar




シャトー・ドー通りに戻ろう。15番地に初夏にオープンしたのはポンポン・バザール。ドライフラワーが飾るウインドウに引き寄せられて入ると、店内は手の温もりが感じられるカーペットやリネン類が山と積まれ、まさにバザールのよう。トルコ、アフリカ、アジア……さまざまな国の職人仕事によるクリエーションからのセレクションと、ポンポン・バザールが彼らに特注した品などバリエーションも豊富だ。ドライフラワーも販売している。
■Holybelly 5




シャトー・ドー通りとサン・マルタン運河を結ぶルシアン・ソンペ通りには、おしゃれなカフェやレストランがいっぱい。シャトー・ドー通りの活発な動きにひかれたか、パンケーキで名高いHolybellyもシャトー・ドー通り近くに移動。人気は相変わらず。ベーコンと卵をのせたメープルシロップがけのパンケーキSavoury Stack (13.5ユーロ)やパリで一番と言われるフラット・ホワイトを。ここはメニューもサービスもすべて英語。
■O/HP/E




シャトー・ドー通り27番地のオープには、食器あり、雑貨あり、パティスリーあり。店内の奥のアトリエで焼き上げられるケーキ類はフレッシュそのもの。朝食、ティータイムをカウンターで楽しむ地元民や観光客の姿が見られる、長閑な店だ。左隣りには、コールドプレスジュースのYumiがあり、お向かいの38番地にはノーグルテンのパティスリーONYRIZAがオープンした。
営)14:00~19:30(火)、8:30~19:30(水〜金)、9:30~19:30(日)
休)月
■Marché Saint-Martin


ブーシャルドン通りと交差する31~33番地には、とても庶民的なマルシェ・サン・マルタンがあり、地元民たちが野菜、肉、チーズなどをお買い物。美味しいハンバーガーのフードトラックとして名を馳せたLe Réfectoire(ル・レフェクトワール)がコーナーを構えているので、イートインもできる。
営)9:00~20:00(昼休みあり、日は~14:00)
休)月
réalisation:MARIKO OMURA