ますますスイーツ! ギャラリー・ラファイエット・グルメ。
Paris 2018.06.06
ギャラリー・ラファイエットの別館の1階と地下はグルメのフロア。最近、1階が変身しつつある。最新の話題は、ピエール・エルメのパティスリーが購入できるようになったことだ。売り場には、まず彼の5種のベストセラー。イスパハン、プレジール シュクレ、キャレマン ショコラ、タルト アンフィニマン ヴァニーユ、そしてドゥミルフィーユが毎日必ず。それに、いちごやフランボワーズなどのレッドフルーツのパティスリーが2週間交代で登場する。


タルト セレスト、パリブレスト イスパハン、フレジエなど2週間交替で登場する限定パティスリー(各7.20ユーロ)。なお、売り場では月〜木がひとり用サイズの販売、週末はホールサイズを販売。ギャラリー・ラファイエットが開くのは8時30分だが、売り場にお菓子が並ぶのは10時(日曜は11時)から。
5月にはパティスリーも販売する、ヤン・クヴルールのパリ初のカフェが1階にオープンした。一日中、さまざまに活用できるスペースだ。たとえば、スクランブルエッグとヤンのビオブレッドのトースト、そしてフルーツジュースの朝食。ランチタイムにはもともとは料理人だったヤンによる季節の素材を使った、フレッシュな料理がメニューに並ぶ。例えばサラダ、セヴィーチェ、ローストチキン……。サンドイッチとキッシュはランチタイムはもちろん、その後でも開店中はテーブルでいただけるだけでなく、テイクアウトも可能だ。食後のデザートにはミルフィーユ、パヴロヴァ、プロフィットロールなど。おやつの時間はパティスリーやマドレーヌなどをお茶、あるいはシャンパーニュと? 日曜日はブランチが楽しめる。パリ市内の彼の店では得られないスイートな時間が待っているカフェだ。彼のトレードマークであるキツネも、店内のあちこちで待っている!
カフェでいただくミルフィーユ。
レッドフルーツのサントノレ。1人用サイズとホールサイズを販売。
ピスタチオのケーキ。
驚くほど長いキッシュ。ひとり分ずつカットする。サンドイッチも同様だ。
さてパン売り場は8月から、17区に店を構えるビオのパンでおなじみのThierry Meunier(ティエリー・ムニエ)に変わる。ムニエとはフランス語で“粉屋さん”の意味。彼には、パンを作ることが生まれた時から運命づけられていたのかも。天然酵母も自家製で、かぼちゃの種とハチミツのパンやレモンとアニスのパンなど、バラエティ豊かなパンをクリエイト。さらに、限りなくパティスリーに近い菓子パン作りにも、M.O.F.の彼は腕を発揮。


ティエリー・ムニエ。8月まで待てない人は17区のお店に行ってみよう(29 Avenue Nielm 75017 Paris)


クロワッサン生地の甘いパン菓子。赤い靴底のフォルムのパンは、クリスチャン・ルブタンへのオマージュ!
35, boulevard Haussmann
75009 Paris
営)8:30(日 11:00)〜21:30(日 〜19:00)
無休
https://haussmann.galerieslafayette.com/category/maison-gourmet
réalisation:MARIKO OMURA