ビアン・フィスレ。美味しさが通りまであふれ出ている!
Paris 2018.10.22
ヴォルテール通りとリシャール・ルノワール通りが交差するあたり、“おいしい店です光線”を発しているブルーの外観のレストラン。時分時になると、吸い寄せられるように人が入って行く。それがBien Ficelé(ビアン・フィスレ)である。ここは9区に熟成肉をメインにしたBien Elevé(ビアン・エルヴェ)を成功させたアルチュールとディミトリによるふたつ目の店だ。“躾の行き届いた” “育ちの良い”を意味するビアン・エルヴェという店名は、動物の飼育にひっかけている。こちらビアン・フィスレは、肉の塊をタコ糸でしばる“フィスレ”という言葉を使い、これまた肉がらみの命名である。

遠くからでも目につくブルーのひさしを目指す。

仕掛人のアルチュール・ルコントとディミトリ・アブケール。シェフは9区のCaillebotteにいたティボー・ユランだ。
モダンロティスリーをテーマに掲げるこのビアン・フィスレでは、厨房に巨大なグリルを備え、さらに肉だけでなく魚料理もメニューに並ぶ。パリのおいしい店の秘密の法則(?)、それは日本人料理人。それに則り、ここもスー・シェフは日本人である。慌ただしいランチタイムには、時間をかけずにおいしい料理を味わえるメニューが、そしてディナーには仲間とシェアする肉料理も用意されて、と昼と夜で異なる楽しみ方を提案している。フランス産素材へのこだわり、生産者へのリスペクトはビアン・フィスレでもしっかり守るデュオ・オーナーだ。

夜のメニューの前菜より。ランチタイムはメイン14ユーロ、前菜+メインかメイン+デザートが18ユーロ、前菜+メイン+デサートが20ユーロ。

昼と夜の前菜メニューから選べるアンガス牛のタルタル(シェア用)。

シェアして楽しむコート・ドゥ・ブーフ。

肉だけでなく魚料理もおすすめ。写真はアニス風味の鯖のロースト。

キッチン奥に備えられたグリル。
焼き加減、味付けも文句なしに加えて、内装もいい味わいを出している。縦長のタイルが壁を覆い、まるでトルションが引っかかっているかのようなライトが並ぶ様子は、巨大なキッチンの中で食事をしているような気分に。ガラス張りのテラスを経由して差し込む光がランチタイムには店内を明るく照らし、食事時間の楽しさを盛り上げる。大通りが交差するところに設けられた緑あふれる三角州に面した26席のテラスも、とても快適!

広いガラス窓から差し込む光が、モダンカジュアルな店内を包む。
51, boulevard Voltaire
75011 Paris
tel:01 58 30 84 88
営)12:00〜14:00、19:30〜22:00
休)月、火
www.bienficele.fr
réalisation:MARIKO OMURA




