ニットのMolliの新店はアントワネット・ポワソンと......。
Paris 2018.11.05
日本でもようやくその名が知られ始めてきたニットブランドのMolli(モリ)。3年前に創業1886年のメゾンを買い取ったシャルロット・ドゥ・ファイエが21世紀に蘇らせ、10月にパリ3軒目のブティックをオープンした。
10月にオープンしたMolliのアルジェ通り店。
以前から子どものためのニットブランドとしてサンジェルマン大通りにブティックを構えていたMolliだが、クリエイティブディレクターとしても奮闘するシャルロットはレディースのプレタコレクションをこれにプラスした。昨年は16区にもブティックをオープンして、順調にブランドを再興中である。ポワン・ムースと呼ばれる編み方でふわふわと優しい肌触りのMolliのベビー用品は、いまもパリジェンヌたちの幼少期の記憶に刻まれているもの。大人になった彼女たちは着心地のよいエレガントな装いを日常生活の中で楽しめることになり、Molliとの再会を喜んでいる。
ブティックに並ぶ秋冬コレクションより。レーシーニットはブランドの得意とするところで毎シーズン登場する。
3軒目のブティックができたのは、チュイルリー公園とサントノーレ通りを結ぶアルジェ通り。香水のメゾン フランシス クルジャン、アミ アレクサンドル マテュッシ、ヴァネッサ シワードといったブティックが並んでいる通りだが、Molliはその個性的な外観でちょっと異彩を放っている。 ニット・グラフィティ?? アントワネット・ポワソンとのコラボレーションによって生まれた、巨大なフラワー・エンブロイダリーがパリの大自然の中で開花。刺繍は色のトーンを変えて、店内にも続く。
パリのど真ん中で巨大な花が咲く! アントワネット・ポワソンによる刺繍の外壁が見事だ。
ブティック内もご覧のとおり。
réalisation:MARIKO OMURA