J.F.ピエージュのクローヴァー・グリーン、野菜がご馳走。

Paris 2018.11.22

2014年にオープンし、すぐさま予約の取れないレストランのナンバーワンとなったのが7区のClover(クローヴァー)だ。 左利きの人の隣になると食事の時に肘がぶつかって困るくらい超ミニのスペースながら、その人気の所以はクリエイティブな料理のおいしさとキッチンが覗ける作りの楽しさ。ここはジャン・フランソワ・ピエージュが最初に手がけたレストランで、その後、彼は1区にクローヴァー・グリルをオープン。そちらでは肉好きを集めている。

181120-clover-green-01.jpg

クローヴァー・グリーン。photo:Hervé Goluza

今年の夏、クローヴァーがClover Green(クローヴァー・グリーン)と名前を変えた。もちろんメニューも一新。もともとヘルシー系料理だったが、この改名によって2種のうちのグリーン・メニューは完全にベジタリアンだ。それほどの野菜ファンでなくても、かなりそそられる内容。たとえばランチの37ユーロのメニューは前菜がレタスのポタージュとセヴェンヌの玉ねぎ、メインが野菜づくし、そしてデザートにシナモンアイスクリーム添えイチジクのパイという構成である。もうひとつの47ユーロのランチメニューでは、メインの野菜の盛り合わせの代わりに帆立貝あるいは肉というチョイスも用意されていて、ベジタリアンになりきれない人を誘惑する。どちらにしようかとメニューを眺め、迷うことしきり。昼夜ともに2種のメニューがあって、こうしておいしい物好きの心を迷わせているのだ。

181120-clover-green-02.jpg

181120-clover-green-03.jpg

181120-clover-green-04.jpg

上の3点が、ランチのグリーン・メニュー(37ユーロ)例だ。夜のグリーン・メニューは58ユーロで、ランチメニューとは内容が異なる。photos:Hervé Goluza

181120-clover-green-05.jpg

47ユーロのランチメニューの前菜例。カリフラワーのグリル、カレー風味。ディナーメニューは内容が別で、価格は68ユーロ。photo:Hervé Goluza

181120-clover-green-06.jpg

どの料理も色も盛り付けもとても美しい。ワイルドマッシュルームのそば粉のスパッゲティーというのも、気になる一品。photo:Hervé Goluza

Clover Green
5, rue Perronnet
75007 Paris
tel:01 75 50 00 05
営)12:30〜14:00(土 14:30)、19:00〜22:00
休)日・月
www.clover-paris.com

réalisation:MARIKO OMURA

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest
Business with Attitude
コスチュームジュエリー
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.